GSX-R250R
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「スズキ・GSX-R250」の記事における「GSX-R250R」の解説
GSX-R250Rは1989年2月2日に発売された。 GSX-R250をベースとして、スポーツ走行に適した改良を施し、さらにパフォーマンスを高めた派生車種となる。エンジンは吸気効率の向上とコンパクト化のため2バレルキャブレターから4連ダウンドラフトキャブレターへ変更され、フレームはアルミ製ダイヤモンドフレームへ改められ、スイングアームに補強が入るなど車体剛性が高められた。フロントフォークはφ41mmへ大径化、ブレーキはTOKICO製異型4ポットキャリパーにφ290mmフローティングダブルディスクが組み合わされた。また、GSX-R250RにもSP仕様が設定され、クロスミッションや前後サスペンションの減衰力調整機構を搭載し、シングルシートカウルを取り付けることもできるなど、SP-Fレースを念頭においた商品設計がなされていた。 250ccクラスのレーサーレプリカモデルでは2ストローク車の人気が高かったことに加え、比較的発売時期が遅く、レーサーレプリカブームの終焉とも重なったためGSX-R250、GSX-R250Rとも一度もフルモデルチェンジを受けることなく販売終了となった。他方、GSX-R250のエンジンは改修を受けアクロスに転用され、GSX-R250Rのエンジンは後に発売されるバンディット250やカタナ250のベースエンジンとして転用された。
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