Gセイバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:31 UTC 版)
「G-SAVIOURの登場兵器」の記事における「Gセイバー」の解説
G-SAVIOUR ジョン・セイバー率いるセイバーチームにより開発されたGセイバーは、オリジンに様々な外部ユニットを換装することで、あらゆる環境下に対応できる高性能機である。これはセイバーチームが連邦出身であり、ブグ開発で培われた技術が反映されているからに他ならない。プロモーショントレーラー版では対マルショシアス用に用意された最新鋭MSという設定である。 この機体の特徴は、「オリジン」と呼ばれる素体に駆動機構を含む外郭装甲を装備させることで、各種環境に適応させることが可能なことだろう。その特徴から「REPORT OF G SAVIOUR ~サイド8独立に関するレポート~」ではマルチプル・モビルスーツとも紹介されていた。宇宙世紀0223年の時点で「宇宙戦用」と「陸戦用」、「陸戦用」にホバーエンジンを装備したものなど3種類が確認されている。機体を他の仕様へと換装する際は専用のバレル状ハンガーの中で全自動で行われる。このシステムも機体同様高価に過ぎ、規格化は難しい。 その戦闘力と加速度はずば抜けており、議会軍の主力MSブグを(運用面においてはともかく)遥かに凌いでいるという恐るべきMSと評価すべき機体なのである。 本機は軍事組織への制式化を目的としていなため、高性能である反面、非常に調整が難しいMSに仕上がっている。Gセイバーは高性能機ではあるが、それは軍での運用には適さないという条件のもとで手に入れることができた力である。Gセイバーは、「軍用機に求められるのは突出した能力ではなく安定した総合性能だ」という思想の対極に位置するMSなのである。部品の交換により宇宙戦と陸戦の両方に特化できる能力は一見魅力的であるが、その能力を維持し発揮させるにはブグなどからは考えられないような非常に複雑なサービス姿勢や技術が必要となる。これを踏まえれば、Gセイバーはある意味ではMW計画に通じるものがあるといえる。しかしそれ故に可能なこともある。Gセイバーは軍用機としては不合格だが、そのプロトタイプ的高性能は新しい技術を生み出す雛形=新技術のテストベッドとしては申し分のないものだといえる。 尚、装甲形状はRGM-196 フリーダムの外装を改変したものを採用。内部部品の82%は同時代の現用MSのものを流用している。
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