Fumio HAYASAKAとは? わかりやすく解説

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早坂 文雄

【英】:HAYASAKA, Fumio
[日本]  1914~1955

2006年8月 執筆者: 須藤 英子

仙台生まれ4歳時に一家北海道へ移り住む中学生の頃からピアノオルガン親しみ15歳作曲家志願。しかし家庭の事情から卒業後はすぐに社会に出、音楽独学で学ぶ。34年、同じ北海道伊福部昭らと出会い新音連盟」を創立自作曲を含む現代音楽祭を開き話題集める。その後管弦楽作品二つの讃歌への前奏曲》(35年)や《古代の舞曲》(37)が相次いで賞に入賞39年には音楽監督として東京東宝映画入社し黒澤明羅生門』や溝口健二雨月物語』等、日本代表的映画音楽担当する同時に多数ピアノ曲を含む演奏会用の作品創作雅楽や能にヒント得た「汎東洋主義」的な作風は、彼に続く武満徹芥川也寸志等に示唆与えその後日本現代音楽方向性大きな影響及ぼした持病結核のため、41歳若さ他界没後毎日映画コンクール音楽特別賞芸術選奨授与された。

ピアノ独奏曲

管弦楽ピアノ


早坂文雄

(Fumio HAYASAKA から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/23 11:33 UTC 版)

早坂 文雄(はやさか ふみお、1914年8月19日 - 1955年10月15日)は、日本作曲家である。宮城県仙台市出身。


注釈

  1. ^ 成長後の早坂は父・順之助との関係は険悪であったが、宮城県に住む早坂家の親族との関係は比較的良好であり、結核の転地療養のために滞在したり、戦時中に妻子を疎開させるなど、生まれ故郷との繋がりはある程度保持していた[1]

出典

  1. ^ a b c 西村、34-35頁
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 『日本の映画音楽史』
  3. ^ 西村、36頁、48頁
  4. ^ 片山杜秀「作曲家 早坂文雄生誕100年に寄せて/和洋駆使した映画音楽/<魔法の音>」『河北新報』2014年11月20日
  5. ^ 西村、153頁
  6. ^ a b c d 『日本の作曲20世紀』 203 - 205頁、「早坂文雄」の項。
  7. ^ NHK交響楽団 1981, p. 50-51.
  8. ^ 『早坂文雄 : 日本の交響作品展 3 : 新交響楽団第83回演奏会』プログラム、新交響楽団、1979。
  9. ^ キネマ旬報』2000年11月上旬号、198頁
  10. ^ a b 共同通信』2005年10月19日付「作曲家早坂文雄しのぶ会 没後50年で命日に」
  11. ^ 『キネマ旬報』2005年12月15日号「早坂文雄 没後五十年 感謝の会レポート」
  12. ^ 現代日本音楽の夕べシリーズ第18回 早坂文雄 没後60年コンサート”. 東京交響楽団. 2015年6月4日閲覧。
  13. ^ 早世の天才作曲家・早坂文雄没後60年公演”. 神奈川新聞 (2015年8月25日). 2015年8月29日閲覧。
  14. ^ a b c 没後60年 早坂文雄さんの作品演奏…東京交響楽団”. 読売新聞 (2015年10月6日). 2015年11月22日閲覧。
  15. ^ 朝日新聞』2008年12月2日付
  16. ^ Japan Journals: 1947-2004 著者: Donald Richie
  17. ^ 「名曲誕生に一役 北海道ゆかりの作曲家・早坂文雄が奏でたオルガン初公開」2007年10月6日付朝日新聞北海道版朝刊
  18. ^ 佐野仁美 2011, p. 178.
  19. ^ 佐野仁美 2011, p. 180.
  20. ^ 社団法人日本オーケストラ連盟 作曲家別演奏頻度ランキング
  21. ^ 高橋アキ旧公式サイト・CD紹介
  22. ^ 二つの讃歌への前奏曲 | 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ”. 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ | 日本のオーケストラ作品演奏のために (2015年7月14日). 2023年2月15日閲覧。
  23. ^ 序曲ニ調 | 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ”. 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ | 日本のオーケストラ作品演奏のために (2018年9月4日). 2023年2月15日閲覧。
  24. ^ 弦楽のためのアダージョ | 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ”. 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ | 日本のオーケストラ作品演奏のために (2015年12月24日). 2023年2月15日閲覧。
  25. ^ 左方の舞と右方の舞 | 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ”. 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ | 日本のオーケストラ作品演奏のために (2014年6月24日). 2023年2月15日閲覧。
  26. ^ 讃頌祝典之樂 | 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ”. 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ | 日本のオーケストラ作品演奏のために (2015年12月24日). 2023年2月15日閲覧。
  27. ^ ピアノ協奏曲第1番 | 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ”. 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ | 日本のオーケストラ作品演奏のために (2015年12月24日). 2023年2月15日閲覧。
  28. ^ 管絃楽のための変容 | 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ”. 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ | 日本のオーケストラ作品演奏のために (2018年9月3日). 2023年2月15日閲覧。
  29. ^ 海の若者 | 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ”. 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ | 日本のオーケストラ作品演奏のために (2014年10月30日). 2023年2月15日閲覧。
  30. ^ 秋山、229ページ
  31. ^ 映画音楽「羅生門」より | 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ”. 東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ | 日本のオーケストラ作品演奏のために (2015年7月28日). 2023年2月15日閲覧。
  32. ^ a b 福田滋『日本の作曲家と吹奏楽の世界』ヤマハミュージックメディア、2012年、63p.
  33. ^ クラシックニュース「平山美智子 - 90歳の軌跡 - 」
  34. ^ 西村、541ページ
  35. ^ ノンフィクションW 天才作曲家・早坂文雄 幻のテープが語る「七人の侍」”. WOWOW. 2014年10月2日閲覧。
  36. ^ ノンフィクションW 天才作曲家・早坂文雄 幻のテープが語る「七人の侍」”. Gガイド. 2014年11月9日閲覧。
  37. ^ 『yes!~明日への便り』 第三百四十二話 道を探し続ける -【宮城篇】作曲家 早坂文雄”. TOKYOFM. 2022年11月23日閲覧。
  38. ^ 『yes!~明日への便り』第三百四十二話 道を探し続ける -【宮城篇】作曲家 早坂文雄”. TOKYOFM、Apple Podcasts. 2022年11月23日閲覧。
  39. ^ 『早坂文雄と芥川也寸志の対話』~1955年5月、日本音楽史に残る歴史的対話を世界初CD化!”. タワーレコードオンライン (2022年6月15日). 2022年7月19日閲覧。


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