Expose_(OS_X)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Expose_(OS_X)の意味・解説 

Mission Control

(Expose_(OS_X) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/17 22:32 UTC 版)

Mission Control
開発元 Apple
最新版
1.2
対応OS macOS
種別 ウィンドウ管理
公式サイト 開いているウインドウおよび操作スペースをMacのMission Controlで表示する
テンプレートを表示

Mission Control(前身のExposé(エクスポゼ)は、Mac OS X v10.3(Panther)より導入)はMac OS X Lionにて導入された、デスクトップ上のウィンドウを一時的に整列する機能のこと。

Mission ControlはExposé、Spacesの機能を統合した機能である。

他のウィンドウシステムでもウィンドウの並べ替えや最大・最小化といった機能は存在するが、Exposéではウィンドウが縮小表示されて一覧できる点や、モードの終了後にウィンドウが元の位置に戻る点が異なる。

機能の概要

Mission Controlには3つの整列モードがある。設定を変更することでカーソルを画面の角に持っていくことで発動させるようにしたり、マウスのボタンによって動作するようにできる[1]

  1. 全ウィンドウ整列。動作中の全てのウィンドウが画面上に並べられる。デフォルトでは(⌃ Control+)キーに対応[2]。Exposéでは実行中にTabキーを押すと、「アプリケーションウィンドウ整列」に切り替わる。
  2. アプリケーションウィンドウ整列。前面のアプリケーションが管理するウィンドウが、画面上に並べられる(Exposéでは他のアプリケーションのウィンドウは薄暗く表示される)。デフォルトでは(⌃ Control+)キーに対応[3]
  3. デスクトップ表示。全てのウィンドウが画面外に退避してデスクトップの全面表示になる。デフォルトではF11キーに対応。

全ウィンドウ整列とアプリケーションウィンドウ整列では、ウィンドウが適当な大きさに縮小されて、画面内に全てが収まるように調整される(この時ウィンドウが縮小表示されることになるが、Mac OS X v10.5までは元のウィンドウ同士の大きさの比率を損なわないようになっている。Mac OS X v10.6以降は元のウィンドウ同士の大きさの比率は無視されタイル状に整列されて表示される)。配置は、重心の位置などから自然な配置が計算される。その後特定のウィンドウをクリックするとそれが前面に出現し、ウィンドウが元の位置に戻される。

非常に派手な機能であるにもかかわらず、動作は極めて高速で、Quartz Extreme対象外のG3マシンでも快適に機能する。これはMac OS Xのウィンドウサーバの構造が、個々のウィンドウの描画内容を独立に計算した後、結果の集計を画面上に合成するという構造を取っているがゆえに、等倍表示であれ縮小表示であれ、負荷に大きな違いがないためである。

Mac OS X v10.4(Tiger)では、Dashboardが搭載されていたが、2019年に削除された。

脚注

  1. ^ Exposé(Expose)で楽々ウインドウの選択”. 2024年6月4日閲覧。
  2. ^ ExposéではF9キー
  3. ^ ExposéではF10キー

関連項目

外部リンク


「Expose (OS X)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Expose_(OS_X)」の関連用語

Expose_(OS_X)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Expose_(OS_X)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMission Control (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS