イー‐ビー‐エム【EBM】
読み方:いーびーえむ
《evidence-based medicine》⇒エビデンスベーストメディシン
エビデンスベースト‐メディシン【evidence-based medicine】
EBM
【概要】 直訳すると「証拠に基づく医療」。臨床疫学用語。治療法の選択に際し、個人的・主観的な意見をを排除し、できるだけ客観的な証拠と患者の個別性にもとづくことを求める考え方。証拠が集まれば推奨治療法を集めて「ガイドライン」を作り定期的に見直しを行う。
【詳しく】 1993年、AHCPR(Agency for Health Care Policy and Research)は証拠の質=真実を反映している順序として、次の序列を提案した。1a:複数のランダム化比較試験のメタ分析、1b:少なくとも1つの無作為化比較試験、2a:少なくとも1つのよくデザインされた無作為化がない比較試験、2b:少なくとも1つの他のタイプのよくデザインされた準実験的研究、3: 比較研究や相関研究、症例対照研究など、よくデザインされた非実験的記述的研究、4:専門家委員会の報告や意見、あるいは権威者の臨床経験となる。
【URL】http://www.med.nihon-u.ac.jp/department/public_health/ebm/index.html

証拠に基づく医療
【概要】 個々の患者の診療についての意志決定において、現在ある最良の証拠を良心的、公明にかつ思慮深く用いること。(1)診療上の疑問点の定式化、(2)文献の検索、(3)文献の批判的吟味、(4)文献結果の患者への適用性判断の4つの手順からなる。無作為化した比較対照試験など質の高い研究成果を検索することが可能となり、人権意識が高まり、患者側の医療情報開示の要求が一つの流れになった。
【URL】http://plaza.umin.ac.jp/~ebmedu/
《参照》 疫学

EBM(いーびーえむ)
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