ED9E形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 07:31 UTC 版)
「ロシア鉄道ED9形電車」の記事における「ED9E形」の解説
2006年に試作車が製造され、2010年から営業運転・量産が開始された形式。ED9M形と比べて消費電力や維持費の削減など省エネが重視された設計となっており、整流器がマイクロプロセッサ制御やインバータを取り入れ消費電力を削減したVIP-1000に変更された他、主電動機(TED-10U1)も同様の省エネ設計に改められている。これらの機器の導入により、ED9M形と比較して消費電力が20%以上削減されている。また接客設備にも改良が加えられ、屋根上に冷房装置が設置されている。 製造年によって前面デザインに変化が生じており、試作車や2011年まで製造された車両はED9T形と同様であったが、2012年以降製造された車両は前面表示器や前照灯の位置が変更された新たな外見に変更された。更に2014年にも直流区間用のED4M形500番台と同型の流線形の全面デザインへの変更が行われ、2016年まで製造が行われた。なお、ED4M形500番台と異なり車体側面下部にはビード加工が施されていた。 以降の交流電車の増備は、安全性や編成の柔軟性を増した新設計のEP3D形(ロシア語版)によって行われている。 ED9E-0001編成(試作車) ED9E-0006編成 ED9E-0030編成
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