ED9M形(ЭД9М)、ED9MK形(ЭД9МК)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 07:31 UTC 版)
「ロシア鉄道ED9形電車」の記事における「ED9M形(ЭД9М)、ED9MK形(ЭД9МК)」の解説
2000年から2012年まで製造された形式。ED9T形の実績を基に多数の改良が加えられた。 前面が人間工学を基に設計された新たなデザインに変更され、運転室には連結している車両の故障や火災などの異常を感知する警報システムからの情報を表示するディスプレイが設置された。また車内のレイアウトが改良され10両編成時の定員数がED9T形から17%増加し、乗降扉も大型化した。主電動機についても出力の増加が図られた結果、設計最高速度が130km/hに向上した事に加え、それまで偶数両(4両、6両、8両、10両、12両編成)のみ組成可能だったED9T形に比べ編成の柔軟性が増し、付随車を連結した奇数両(7両、9両、11両編成)の編成も可能となった。 なお、1999年に製造されロシア鉄道東シベリア鉄道支社やカザフスタン鉄道に導入されたED9MK形は、高速バスに対抗するため優等座席車が設定されており、普通車に加えファーストクラス、セカンドクラスの車両が連結されている。またアエロエクスプレス向けの編成は後述するED9E形と同様の先頭デザインに改められ冷房装置が搭載された他、車内も空港利用客に適したレイアウトとなっていた。 ED9M-0117編成 ED9M-0261編成(カザフスタン鉄道所有) ED9MK-0166編成 ED9MK形の優等座席(ED9MK-0076編成) ED9M-0262編成(アエロエクスプレス所有) アエロエクスプレス所有車両の車内
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