S3 Chrome
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 04:50 UTC 版)
Chrome(クローム)はVIA Technologiesの一部門となったS3 GraphicsのGPUである。Savageシリーズの後継にあたり、かつてはディスクリートのビデオカード製品に採用されていた他、各社のチップセット統合グラフィックスコアとしても採用されていた。以下にそれぞれの世代及び製品に分けて解説をする。
- 1 S3 Chromeとは
- 2 S3 Chromeの概要
- 3 Chromeシリーズの技術
Delta Chrome
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「S3 Chrome」の記事における「Delta Chrome」の解説
Delta Chrome(デルタクローム)は、2003年3月に発表されたGPU。約6,000万個のトランジスタで構成され、130nmプロセスルールで製造される。グラフィックスコアはShaderModel 2.0+の24bit精度ピクセルシェーダを搭載しDirectX 9に対応しており、ビデオメモリは128bitで接続された256MBまでのDDR SDRAMをサポートする。インターフェースはAGP 8x。 機能面ではコンポーネント出力に対応し、40bit出力可能な400MHz RAMDACの搭載、MPEG2やMPEG4に対応した動画アクセラレーション機能Chromotionやフォントスムージングアクセラレーション機能ClearType Font Accelerationも搭載するなど、2D機能にも力を入れている。 また同世代のGPUと比べ小規模な回路をHighVtトランジスタで構成しているため、消費電力も低く抑えられている。 最上位の"F1"から廉価版の"S4"まで複数のモデルが発表され、モデルによりコア・メモリクロックやサポートするメモリ容量が異なる。日本では"S8"以外に高速版の"S8 Pro"や、"S8"の名前がついているが"S4"の高速版"S8 XE"を搭載した製品が発売された。
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