RAMDAC
読み方:ラムダック
RAMDACとは、VRAM(グラフィックスメモリ)から読み出された画面データを、アナログディスプレイ向けのアナログ信号に変換する回路のことである。
RAMDAC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 09:02 UTC 版)
「デジタル-アナログ変換回路」の記事における「RAMDAC」の解説
特にIBM PC/AT互換機に使用するビデオカードにおいて用いられる、映像信号処理用DACをRAMDACと呼ぶ。Color Lookup Translation(CLUT)を行う為の792バイトのメモリを持ち、インデクスカラー256色を最大1680万色のいずれかに変換する(パレット変換)機能を持つ。インデクスカラーによる表示は主にゲームに使われたが、WindowsとDirectXの普及により使われなくなった。しかし、CLUTの機能は表示のブライトネス・コントラスト・γ補正に技術的に転用が容易であった事から、現在の市販されているビデオカードはCLUTに加え各チャンネルごとの発色特性を補正できるRAMDACを搭載している。2011年現在市販されているビデオカードではRAMDACはGraphics Processing Unitに吸収内包され、単体パッケージとしてビデオカード上に見ることはできない。また映像信号のデジタル化により、アナログ出力を持たない製品もある。これらの製品ではRAMはGPUが担当し、DACをディスプレイ側で分担する。従来のRGB8フォーマットからISO YCbCr出力(デジタル放送)の表示に対応する場合ディスプレイがRAMも搭載する事もある。またSMPTE/VESA RGB10・RGB16フォーマットの普及により、搭載メモリの容量は大きくなっている。DAC本質であるレイテンシを削減する為に、NVidiaはG-Syncという新技術を開発した。
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