映像信号処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 21:58 UTC 版)
「ワイドクリアビジョン」の記事における「映像信号処理」の解説
順次走査方式の映像(480p)をエンコーダへと入力し、順次走査方式360本の映像へと変換する。変換に伴って失われるはずだった垂直成分の情報をVHとして抽出する。この有効走査線本数360本の順次走査映像を飛越走査にするとともに、変換に伴って失われるはずだった垂直成分の情報をVTとして抽出する。画質を劣化させずにワイド化を行うには1.4MHz以上の追加情報が必要であるが、日本における地上波の標準テレビジョン放送は1チャンネル当たり6MHzなので周波数の高い成分を分離し、HHとして主画面内に多重化する。前述の走査線数変換・順次→飛越走査変換によって得られたVH/VTを無画部として主画面の上下に付け加え、一般のNTSC受像機で受像可能な映像信号480iとする。
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