Cyrix III
別名:VIA Cyrix III
Cyrix IIIとは、2000年に台湾のVIA Technologiesが発表したPC用x86互換マイクロプロセッサである。主に低価格帯のPC市場をメインターゲットとして開発・発売された。
Cyrix IIIのパッケージはSocket370互換である。また、マルチメディア対応の拡張命令セットである「3D Now!」に対応している。
Cyrix IIIの「Cyrix」は、VIA TechnologiesがNational Semiconductorから買収したCPUブランドであるが、内部的にはCyrixの開発チームによる設計ではなく、VIA Technologiesが買収したIDTのx86互換マイクロプロセッサ、Winchipをベースとした設計となっている。
参照リンク
VIA Technologies, Inc
Cyrix III
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 08:43 UTC 版)
Cyrix III(サイリックス スリー)はVIAが2000年に発表した同社初のCPU製品である。 当初はVIAがナショナル セミコンダクターから買収したCyrixチームの設計によるJoshua搭載製品でのデビューを発表していたが、実際に発売された製品ではアナウンスが無かったにも関わらずVIAが同じくIDTから買収したCentaurチームによるSamuelコア搭載製品となっていた。WinChipシリーズをベースとしているにも関わらずCyrixのブランドを引き続き採用したことに対し、VIAではCPUメーカーとして実績を持つCyrixブランドを活用するためと述べている。 ローエンドPC市場をターゲットとしており、当初はx86CPU市場において10%のシェアの獲得を目指すとしていたが、大手PCメーカーで採用されることは無かった。後述のSamuel2コア搭載製品以降はC3に製品ブランドが変更され、CyrixIIIは終了した。
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