発表内容と製品仕様の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 03:24 UTC 版)
「VIA C3」の記事における「発表内容と製品仕様の違い」の解説
Cyrix IIIはCyrixチームのJoshuaコアを搭載した製品として正式に発表されたが、実際に登場したCyrix IIIではCentaurチームのSamuelコアが搭載されていた。 Samuel2コアを搭載するC3はヒートスプレッダ無しのCPGAパッケージ製品として発表されたが、実際に登場したC3は当初CyrixIIIと全く同じヒートスプレッダ付のパッケージで、しかもCyrixIIIのマーキングがされていた。この為、667MHzなどSamuelとSamuel2で重複するクロックモデルにおいては、区別の為にSamuel2コアの製品には667AMHzというように、クロックにAを付与する措置が取られた。その後、マーキングはC3に変更されたがパッケージはCyrixIIIと同じものが使用され続けた。 Ezraコアを搭載するC3 800AMHzはコア電圧1.30Vとして発表されていたが、実際に登場した製品はコア電圧1.35Vであった。また正式なリテールパッケージ品にも関わらず初期のロットではエンジニアリングサンプル品が使用されていた。 Ezraコアの発表当時、800MHzなど一部のクロックモデルではSamuel2とEzraが重複するため、区別の為にEzraコアの製品には800AMHzというように、クロックにAを付与することで区別すると発表した。しかし実際にはその後も大量に流通したSamuel2 の800MHz版においても800AMHzの表記が使用され、コア電圧を確認しないと区別できない状態となった。
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