Cyrix MII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 08:43 UTC 版)
「Cyrix 6x86」の記事における「Cyrix MII」の解説
6x86の後継であるMIIは市場に登場するのが遅く、クロック周波数もうまく向上させられなかった。サイリックスは6x86に関してミスを犯した。これは、AMDがK5でやったのと同じミスである。すなわち、クロック向上の余地を考慮せずに、整数演算性能を極端に最適化してしまったのである。そのため、6x86とMIIはローエンド市場に注力せざるを得なくなった。何故なら、AMD K6とインテル Pentium IIは常にクロック周波数で一歩先を行っていたからである。浮動小数点演算性能が低く、P6とK6が整数演算性能でも追いついたため、サイリックスは性能ではこれらに太刀打ちできなくなってしまった。
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