整数演算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 08:15 UTC 版)
R4000の整数演算部には、演算論理装置 (ALU)、シフタ、乗算器、除算器、ロードアドレス生成器がある。ALUには64ビットの桁上げ選択式加算器と論理ユニットがあり、パイプライン化されている。シフタは32ビットのバレルシフタで、64ビットのシフト命令を2サイクルで実行するため、1サイクルだけパイプラインをストールさせる。チップサイズを削減するためこのような設計を選択した。乗算器と除算器はパイプライン化されておらず、大きなレイテンシがある。乗算は10サイクル(32ビットの場合)または20サイクル(64ビットの場合)のレイテンシがあり、除算は69サイクル(32ビット)または133サイクル(64ビット)のレイテンシがある。ほとんどの整数演算命令は1サイクルしかかからない。ALUの加算器はメモリのロードまたはストア、分岐先アドレスなどの計算にも使われる。
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