クルージング・ウィズ・ルーベン&ザ・ジェッツ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/09 18:09 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『クルージング・ウィズ・ルーベン&ザ・ジェッツ』 | ||||
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フランク・ザッパ / マザーズ・オブ・インヴェンション の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ドゥーワップ、コメディ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||
プロデュース | フランク・ザッパ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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フランク・ザッパ / マザーズ・オブ・インヴェンション アルバム 年表 | ||||
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クルージング・ウィズ・ルーベン&ザ・ジェッツ (Cruising with Ruben & the Jets) は、フランク・ザッパ率いるマザーズ・オブ・インヴェンションが1968年に発表したアルバム。
目次
解説
ルーベン&ザ・ジェッツという、架空のドゥーワップ・バンドを題材としたコンセプト・アルバムで、音楽的にもドゥーワップ色の強い楽曲で統一された。本作のCDブックレットにおいて、ザッパは「グリースたっぷりのラヴ・ソングと馬鹿げた単純さでできたアルバム」と説明している。「ハウ・クッド・アイ・ビー・サッチ・ア・フール」「アイム・ノット・サティスファイド」「ユー・ディドゥント・トライ・トゥー・コール・ミー」「エニィウェイ・ザ・ウィンド・ブロウズ」の4曲は、デビュー・アルバム『フリーク・アウト!』収録曲のドゥーワップ・ヴァージョン。しかし一方で、「愛の泉」ではストラヴィンスキー『春の祭典』のメロディが引用される[1]等、実験的な試みもなされている。なお、本作のレパートリーはドゥーワップの体裁をとってはいるものの、ドゥーワップのパターン化されたものではまったくありえないコード進行を用いて作曲されている旨がザッパの自伝に記されている。
裏ジャケットには、ルーベン&ザ・ジェッツに関する詳細なストーリーが記載されている。「ジェリー・ロール・ガム・ドロップ」に登場する「ジェリー・ロール」とは髪型のことで、LP初版とCDブックレットには、ジェリー・ロールのセットの方法を解説したイラストが掲載されている。
アルバムは大ヒットには至らなかったが、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンは本作を気に入り、ザッパに電報で賛辞を伝えたという[2]。また、後年、ルーベン・ラドロン・デ・ゲヴァラというミュージシャンが、ザッパ本人の許可を得てルーベン&ザ・ジェッツというバンドを結成し[3]、同バンドのアルバム『For Real!』(1973年)は、ザッパがプロデュースを担当した[4]。
ザッパのアルバムは再発売に伴いリミックスの施されたものが多いが、本作は1985年の「THE OLD MASTERS BOX ONE」での再発売の際、リミックスのみならず「スタッフ・アップ・ザ・クラックス」を除く全曲でベースとドラムスのパートが新たに録り直された。オーバー・ダビングをしたミュージシャンの名前はクレジットされていないが、ベースはアーサー・バーロウ、ドラムスはチャド・ワッカーマン(2人とも1980年代のザッパ・バンドのメンバー)が担当したとされる[5]。CD化も同じリミックス・バージョンが使われ、「スタッフ・アップ・ザ・クラックス」は別のドラム・トラックをシンクロさせたリミックス・バージョンに差し替えられた。
尚、オリジナルのリズム・トラックのヴァージョンは2010年に発売された「Greasy Love Songs」で初めてCD化された。
収録曲
特記なき楽曲はフランク・ザッパ作。ランニング・タイムはCDヴァージョンに基づく。
- チープ・スリル ("Cheap Thrills") - 2:39
- ラヴ・オブ・マイ・ライフ ("Love of My Life") - 3:08
- ハウ・クッド・アイ・ビー・サッチ・ア・フール ("How Could I Be Such a Fool?") - 3:35
- デゼリ ("Deseri") (Paul Buff, Ray Collins) - 2:09
- アイム・ノット・サティスファイド ("I'm Not Satisfied") - 4:08
- ジェリー・ロール・ガム・ドロップ ("Jelly Roll Gum Drop") - 2:24
- エニシング ("Anything") (R. Collins) - 3:06
- レイター・ザット・ナイト ("Later That Night") - 3:00
- ユー・ディドゥント・トライ・トゥー・コール・ミー ("You Didn't Try to Call Me") - 3:58
- 愛の泉 ("Fountain of Love") (R. Collins, Frank Zappa) - 3:22
- ノー・ノー・ノー ("No. No. No.") - 2:15
- エニィウェイ・ザ・ウィンド・ブロウズ ("Anyway the Wind Blows") - 3:01
- スタッフ・アップ・ザ・クラックス ("Stuff Up the Cracks") - 4:36
参加ミュージシャン
- フランク・ザッパ - ギター、ボーカル
- レイ・コリンズ - リード・ボーカル
- ロイ・エストラーダ - ベース、ボーカル
- ジミー・カール・ブラック - ドラムス、パーカッション、リズムギター、ボーカル
- アート・トリップ - リズムギター
- イアン・アンダーウッド - ピアノ、キーボード、サックス
- ドン・プレストン – ベース、ピアノ、キーボード
- モーターヘッド・シャーウッド – バリトン・サックス、タンブリン
- バンク・ガードナー – サックス
下記ミュージシャンは、CD化に際して行われたオーバーダビングに参加。
- アーサー・バーロウ - ベース
- チャド・ワッカーマン - ドラムス
脚注
- ^ Fountain of Love - The Mothers of Invention, Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
- ^ 日本盤CD(VACK-5024)ライナーノーツ(岸野雄一、1994年9月)
- ^ Ruben & the Jets | Biography | AllMusic
- ^ For Real! - Ruben & the Jets | Credits | AllMusic
- ^ Cruising with Ruben & the Jets - The Mothers of Invention, Frank Zappa | AllMusic
「Cruising with Ruben & the Jets」の例文・使い方・用例・文例
- 社長がエコマーケティングをよく理解していることは、「Do more with less.」という企業理念に現れている。
- 〔人と〕秘密に話し合う, 密談[密議]する 〔with〕.
- 前置詞付きの句, 前置詞句 《in the room, with us など》.
- ête‐à‐tête (with a person) (人と)差し向かいで話す.
- Rubens の作だという
- こんなに遅くにお邪魔してご迷惑でなければいいのですが⑩出港するセックスする
- ケイジャン、R&B、ジャズ、ゴスペルとともにザイデーコも演奏された。
- M&Aブティックに会社の売却を相談します。
- M&A銘柄を取引する
- コングロマリット型M&Aとは、二つの異なる産業や地域の間の企業合併である。
- M&Aはバイヤーズ・バリューがセラーズ・バリューを上回っていなければ成立しない。
- マネジメントバイアウト(MBO)は一種のM&Aだ。
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