BSDソケットインタフェース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 08:34 UTC 版)
「ソケット (BSD)」の記事における「BSDソケットインタフェース」の解説
BSDソケットは、ホスト間の通信や1つのコンピュータ上のプロセス間の通信を可能とする。通信媒体としては様々な入出力機器やデバイスドライバを利用可能だが、その部分はオペレーティングシステムの実装に依存する。このインタフェース実装はTCP/IPを利用する際にはほとんどの場合で必要とされ、インターネットを支える基盤技術の一つとなっている。当初、カリフォルニア大学バークレー校でUNIX向けに開発された。最近の全てのオペレーティングシステムには間違いなくBSDソケットが何らかの形で実装されており、インターネットへの接続の標準インタフェースとなっている。 プログラマの観点から見ると、ソケットインタフェースは3つのレベルでアクセス可能である。最も強力で基本的なレベルは RAW(生)ソケットレベルである。RAWソケットが可能とする通信制御の自由度を必要とするアプリケーションは稀であり、インターネット関連技術の開発でのみ使われるべきとされている。 socketインタフェースは様々なネットワークプロトコルを抽象化している。これらのプロトコル群はprotocol familyとsocket typeに基づいてグループ分けされる。Linuxカーネルでは20を超えるprotocol familyが設定されており、例えばIPv4を指定するAF_INETやUNIXドメインソケットを指定するAF_UNIXがある。全てのprotocol familyは
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