BJ・FJ型年表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 16:54 UTC 版)
「トヨタ・ランドクルーザー」の記事における「BJ・FJ型年表」の解説
1951年(昭和26年)8月1日、試作車完成。富士山6合目までの登山試験にも成功、路外でも優秀な成績を収めたが、警察予備隊の入札では実績のあるウィリス・ジープのノックダウン生産車(当時)である三菱・ジープに敗れた。 1953年(昭和28年)、本格生産開始。シャシ組み立てはトヨタ本社工場、車体および最終組み立ては荒川鈑金工業。 1954年(昭和29年)、高負荷運転が続く消防ポンプ車用に、より強力なF型エンジンを追加。これはB型の後継となる大型トラック用のエンジンで、当時95馬力を公称、以後ランクルとは切っても切れない関係となるが、この時期はまだ消防用シャシの「FJJ型」専用であった。 同年6月24日、「ジープ」という名称が米国ウィリス・オーバーランド(英語版)社(当時)の商標権に抵触するため、ランドクルーザーと改名された。 ジープ以外のクロスカントリー車として国際市場で頭角を現していた英国ローバー社の「ランドローバー」に対抗し、ROVER(海賊、海賊船)を駆逐するという意気込みを込め、「巡洋艦」になぞらえた命名であった。命名者は、当時トヨタ自動車工業の取締役技術部長であった技術者・梅原半二(哲学者・梅原猛の父)である。 なお、車名としての「ランドクルーザー」は、他にもスチュードベーカーが1934年からこの年(1955年モデルイヤー)まで自社の乗用車に用いている(Studebaker Land Cruiserを参照)。
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