Bに対する脅迫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:09 UTC 版)
「久留米看護師連続保険金殺人事件」の記事における「Bに対する脅迫」の解説
2001年(平成13年)1月、Bの夫の生命保険金を頭金にして久留米市の新築の高級マンションの最上階を購入したYは、A、B、Cにも資金援助をして同じマンションに住ませ身の回りの世話をさせる。Bはリハビリセンターに柳川市の入院しているYの父親の世話をさせられ、子供達とはすれ違いの生活を強いられた。YはA、B、Cに「先生」からの指示があったとして自分のことを「Y様」と呼ばせはじめる。 2001年夏、YはBに「古林」への借金を完済するために大川市にあるBの実家の土地を売るよう持ちかけ、さらにかつてCにそうさせたようにBの子供を施設に入れるよう強要する。これに思い悩んだBは夫を殺したことを隠したまま「古林」に脅迫されていることを母親と伯父に相談し、8月2日に伯父の勧めで久留米警察署に相談に行く。Bは警察官に「古林」に脅迫されていることを相談し、警察官はBが会ったことがないというBの夫の被害にあったという被害者の遺族に会わせるようYに頼むよう勧める。「古林」の存在を信じきっていたBはYに経緯を説明して遺族の所在の確認を頼んだ。焦ったYはCに「古林」からの脅迫状を作らせてBの車のワイパーに挟ませた。これを読んだBは恐怖から再び母と伯父に相談し、伯父は同日の内にBを連れて再び久留米警察署に向かい刑事に夫殺しを自白した。Bの伯父は警察署から戻ると、Bを連れてYらも同じ棟に住むマンションから荷物を運び出し、Bの息子達の転校手続きまで済ませた。これを知ったYは再びCに脅迫状を作らせ車のワイパーに挟ませ車のボディーをドライバーで傷つけ、タイヤ4本全てをパンクさせた。だが、これに対するBからの反応はなく、Yらからの連絡は着信拒否された。Bの伯父はBにこの脅迫を即座に警察に報告させた。警察の捜査はBの自白以後、水面下で進められ、しばらくはYらが警察に呼び出されることもなかった。
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