アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡
(Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire) から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 16:26 UTC 版)
『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』 | ||||
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ザ・キンクス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | パイ・スタジオ, 1969年 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ![]() ![]() |
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プロデュース | レイ・デイヴィス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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ザ・キンクス アルバム 年表 | ||||
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アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡(Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire))は、1969年にリリースされたザ・キンクスのアルバム。前作『ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ』の商業的失敗の後、オリジナル・メンバーのピート・クウェイフが脱退し、ベーシストとしてジョン・ダルトンが再加入することとなった。本作はグラナダ・テレビのドラマ用に製作されたが、ドラマの計画は頓挫し独立したコンセプト・アルバムとして完成した。ドラマの脚本はレイ・デイヴィスとジュリアン・ミッチェルによって書かれ、物語はレイの義理の兄アーサー(1960年代初めに妻のローズとともにオーストラリアに移住した。)のエピソードに基づく。
主人公のアーサー・モーガンは労働者階級。第二次世界大戦後のイギリスにおける彼の家族の苦境が描かれる。彼は息子のためにオーストラリアへの移住を決意する。イギリス帝国 - 二つの大戦 - 大戦後の現代と、その歴史に翻弄される小市民の生活をレイ独特のシニカルな、かつ愛情のこもった視点から描いた作品である。
「ヴィクトリア」や「ブレインウォッシュド」のような曲に示されるように、バンドはロックン・ロールへの回帰を表した。本作は発表当時アメリカに於いて好意的評価を得た。またコンセプト・アルバムやロック・オペラの作品例として、ザ・フーが同年5月に発表した『トミー』と比較されることも多かった[注釈 1][1]。本作の成功および「ローラ」のヒットは1965年に全米音楽家連盟から受けたアメリカ合衆国での活動禁止解除後のアメリカ・ツアーのお膳立てとなった。
曲目
特筆無い限りレイ・ディヴィス作詞作曲。
- ヴィクトリア - Victoria 3:40
- イエス・サー・ノー・サー - Yes Sir, No Sir 3:46
- サム・マザーズ・サン - Some Mother's Son 3:25
- ドライヴィン - Drivin' 3:21
- ブレインウォッシュド - Brainwashed 2:34
- オーストラリア - Australia 6:46
- シャングリ・ラ - Shangri-La 5:20
- ミスター・チャーチル・セッズ - Mr. Churchill Says 4:42
- マリーナ王女の帽子のような - She Bought A Hat Like Princess Marina 3:07
- 若くて純真な時代 - Young And Innocent Days 3:21
- ナッシング・トゥ・セイ - Nothing To Say 3:08
- アーサー - Arthur 5:27
ボーナス・トラック
- プラスティック・マン - Plastic Man (D. Davis) 3:02
- キング・コング - King Kong 3:21
- ドライヴィン - Drivin' 3:11
- 母の腕の中に - Mindless Child Of Motherhood 3:15
- ディス・マン - This Man He Weeps Tonight (D. Davis) 2:40
- プラスティック・マン - Plastic Man (D. Davis) 3:00
- 母の腕の中に - Mindless Child Of Motherhood 3:08
- ディス・マン - This Man He Weeps Tonight (D. Davis) 2:38
- マリーナ王女の帽子のような - She Bought A Hat Like Princess Marina 3:05
- ミスター・シューメーカーの娘 - Mr. Shoemakers Daughter (D. Davis) 3:07
脚注
出典
- ^ Townshend (2013), p. 164.
注釈
- ^ ザ・フーのピート・タウンゼントは自伝で、当時ザ・フーもキンクスも、『トミー』や『アーサー』について半ば冗談めかして『ロック・オペラ』という語句を使っていたと述べている。
参考文献
- Townshend, Pete (2013). Who I Am. HarperCollins. ISBN 978-0-00-747916-0
「Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)」の例文・使い方・用例・文例
- botherの単純過去系と過去分詞系
- 先行詞がthis,that,these,thoseの場合はwhichを用いるのが普通です。
- ウェストミンスター寺院 《the Abbey ともいう》.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- ビザンチン教会, 東方正教会 《the Orthodox (Eastern) Church の別称》.
- 【文法】 相関接続詞 《both…and; either…or など》.
- 【文法】 相関語 《either と or, the former と the latter など》.
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the corn exchange 穀物取引所.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- 前置詞付きの句, 前置詞句 《in the room, with us など》.
- 相互代名詞 《each other, one another》.
- 世界の屋根 《本来はパミール高原 (the Pamirs); のちにチベット (Tibet) やヒマラヤ山脈 (the Himalayas) もさすようになった》.
- 王立植物園 《the Kew Gardens のこと》.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 仮定法, 叙想法, 仮定法の動詞 《たとえば God save the Queen! の save》.
- =《主に米国で用いられる》 What time do you have?=Have you got the time? 今何時ですか.
- 教会の守護聖人 《St. Paul's Cathedral の St. Paul》.
- 【聖書】 われらの罪を許したまえ 《主の祈り (the Lord's Prayer) の中の言葉》.
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