Applebred(アップルブレッド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 21:39 UTC 版)
「Duron」の記事における「Applebred(アップルブレッド)」の解説
2003年8月頃、再びApplebredコアの発売がアナウンスされ、再び新製品の発表が行われた。ApplebredはAppaloosaと違いDuron専用のではないものの性能機能ともにAppaloosaと仕様的には同等のものである。販売不振の不良在庫となっていたThoroughbredコアのAthlon XPの在庫整理としてL2キャッシュの一部を動作しないようAppaloosa相当に加工し、発展途上国向けに特別価格で出荷された製品である。その為に日本国内では、大手メーカー製のPCは採用されず、部品として並行輸入品が僅かに出回るに留まった。Applebredの名称は、BartonからThoroughbred相当を製造したThortonの例からAppaloosaとThoroughbredからの造語と考えられている。一部ではApplebredをもじって「apple bread」の和訳である「りんごパン」の愛称で呼ばれた。FSBクロックは266MHz。プロセスルールは0.13μm。また、「L2キャッシュの一部を動作しないようAppaloosa相当に加工」という素性を利用し、CPU上の切断されている部分を鉛筆やコンダクタペンを用いて通電させ、(Duronより高額で高性能の)Athlon XP(Thoroughbred)として認識・動作させる加工が流行した。Athlon XP(Thoroughbred)、特に1.46GHz (1700+)は日本では「苺皿」と呼ばれて愛好されたため、苺皿が入手できなかった場合にDuronを鉛筆加工して代用とする場合があった。後期の倍率固定の出荷品にはこの加工が無効のものがあった。 ラインナップ:1.4GHz、1.6GHz、1.8GHz
※この「Applebred(アップルブレッド)」の解説は、「Duron」の解説の一部です。
「Applebred(アップルブレッド)」を含む「Duron」の記事については、「Duron」の概要を参照ください。
- Applebredのページへのリンク