Barton
Barton(バートン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 02:47 UTC 版)
「Athlon」の記事における「Barton(バートン)」の解説
Thoroughbred の2次キャッシュを256Kバイトから512Kバイトへと2倍に増量した Thoroughbred と同じ第5世代のAthlonである。 後継製品で性能が優れるAthlon 64と製造原価に直結するダイ面積はほぼ同じであることから、AMDとしては費用対効果は良くないもののAthlon 64の開発遅延の結果、必要と判断されて開発されたと考えられる。それでも競合するPentium 4の販売が良好だったことからさらに低価格で販売せざるを得ず、その結果として費用対効果は良好で、市場の評価も好評であった。 当初FSBは333MHzまでの対応だったが、AthlonシリーズがFSBとして採用するEV6バスは、元々400MHzまでの動作を視野に入れて設計されており、FSBの速度の向上はCPUの処理能力を向上させることから後に400MHzに対応した製品も発売された。しかし Pentium 4が堅調な間もFSBはしばらく333MHzまでに据え置かれていたことから、後継のAthlon 64の販売を脅かす恐れを懸念したものの、Athlon 64の開発の遅れとPentium 4の好調さからAthlon XPの商品性の維持が必要になったことにより、急遽FSB 400MHzの製品が発売されたと見られている。 ラインナップ(括弧内はモデルナンバー)FSB 333MHz対応 - 1.83GHz (2500+)、1.92GHz (2600+)、2.08GHz (2800+)、2.16GHz (3000+)、2.33GHz (3200+) FSB 400MHz対応 - 2.1GHz (3000+)、2.2GHz (3200+)
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