ATM・自販機などの対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:00 UTC 版)
「二千円紙幣」の記事における「ATM・自販機などの対応」の解説
発行開始当初は一部の自動販売機メーカーなどが当分の間自動販売機の二千円紙幣対応を行わないことを明言するなど、発行開始当初の紙幣取扱機器の対応状況は十分と言えるものではなかった。金融機関の現金自動預け払い機 (ATM) や自動販売機での利用環境が整わず使用できなかったことや、一般商店のレジにも二千円紙幣を収納する場所が存在せず釣銭として払い出されなかったことなどが二千円紙幣の普及を阻害する要因となったとされる。 鉄道駅や飲食店の券売機など、支払い額が比較的高額になる自販機では使用できる場合が多いが、飲料等の自販機においては機械自体は二千円紙幣に対応しているものの、ベンダー側で受け付けないように設定していることが多く専ら使用できない。 一方でローソンATMやイーネットでは、ATMの小型化によって、紙幣の収納スペースが少ないことと、二千円紙幣は千円紙幣の2倍の金額を格納でき紙幣切れが起こりにくいなどの理由から、二千円紙幣を格納し優先的に出金していた(なお千円紙幣も引き出される仕様となっているため、例えば8,000円を引き出した場合、二千円紙幣×4枚ではなく二千円紙幣×3枚と千円紙幣×2枚という組み合わせで引き出される)。 しかし沖縄県以外では、2019年(平成31年/令和元年)現在、二千円紙幣を出金しない最新型のATMにほぼ全て取り換えられており、二千円紙幣を出金する旧型のATMはほぼ消滅している。日本国外ではそもそも日本以上に取扱量が少なく認知されていないため、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}日系の金融機関以外では[要出典]基本的に両替は断られ、最悪の場合偽札と判断される[要出典]。 鉄道の券売機の場合、入金は出来ても出金(釣銭使用)できないものが年々増加してきている。例えば都営地下鉄の2か国語対応の券売機は2000円の釣銭排出も可能だが、8か国語対応の新券売機は入金は可能だが出金が不可となっているもので、順次このタイプの券売機に置き換えられている。 また商店の自動釣銭払出機能のあるレジでも二千円紙幣の入金に対応している機種と対応していない機種があるため、対応していない場合は、店側で一旦千円紙幣2枚に交換する、あるいはデータ上で2000円入金したことにするなどの対応がなされたり、最悪の場合受け取り拒否される場合もある。
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