ARTS設立までの経緯とは? わかりやすく解説

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ARTS設立までの経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 07:08 UTC 版)

テレビゲームソフトウェア流通協会」の記事における「ARTS設立までの経緯」の解説

ARTS以前存在した同様の団体としては、1992年設立されジャパンテレビゲームチェーン協会JAG)が存在するが、ARTS店舗単位構成される団体であるのに対してJAGフランチャイズチェーンFC単位構成される団体である点が異なっている。 1994年12月ソニー・コンピュータエンタテインメント(現・ソニー・インタラクティブエンタテインメント)がプレイステーションPS)を発売するに際して再販売価格維持」「中古品売買禁止」「同業他社への在庫転売禁止」を強制したのに対しJAG加盟FC間で路線対立表面化。特に1996年5月に、ソニー私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(以下、独禁法違反容疑浮上して以降PS用ソフトの利幅薄く中古を扱わなければ経営成り立たないとして、ソニー反旗を翻すきとする意見と、PS主流ハードになったら新品掛け率は引き下げられるだろうかそれまで辛抱と言う意見真っ向から対立しJAG空中分解することになったその後前者アクトわんぱくこぞう)を中心にARTS結成し後者明響社TVパニック)やブルート中心にテレビゲームビジネス協議会結成するARTS結成直接的契機となったのは、ソニー独禁法違反容疑浮上に対してソニー支援すべくPSサードパーティーであるカプコンコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)、光栄(現・コーエーテクモゲームス)の3社が仙台地方裁判所起こした仮処分申請である。この仮処分申請は、東北地方FCシーガル展開するコアーズを相手取り中古ゲームソフト売買禁止求めるものであった。 これに対して徹底抗戦派のFC本部個人経営店舗結集してコアーズを支援し裁判所上申書提出した結果、この仮処分申請取り下げられた。しかし、この仮処分取り下げコンピュータエンターテインメントソフトウェア協会CESA)及びコンピュータソフトウェア著作権協会ACCS)のさらなる態度硬化招き販売店側もこれに対抗すべく、新たな団体結成する必要に迫られた。こうして1996年12月11日ARTS結成されJAG理事長であったアクト代表取締役社長新谷雄二(後の日本テレビゲーム商業組合理事長)が代表理事選出された。

※この「ARTS設立までの経緯」の解説は、「テレビゲームソフトウェア流通協会」の解説の一部です。
「ARTS設立までの経緯」を含む「テレビゲームソフトウェア流通協会」の記事については、「テレビゲームソフトウェア流通協会」の概要を参照ください。

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