ART-P
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 01:45 UTC 版)
「グラナート (宇宙望遠鏡)」の記事における「ART-P」の解説
ART-P X線望遠鏡はモスクワのIKIが責任を持っていた。その器具は画像処理のために4〜60 keV の範囲のエネルギーを扱い、分光と時間の計測のために4〜100 keV の範囲のエネルギーを扱っていた。ART-P望遠鏡には、4つの同一のモジュールがあり、それぞれはURA符号化マスクとともに位置敏感型マルチワイヤ比例計数から成り立っていた。それぞれのモジュールはおおよそ600 cm²の有効面積を持ち、1.8° 1.8°の視野を生じさせていた。角分解能は5arcmin,時間的及びエネルギー解像度はそれぞれ3.9 msと22%で6 keVであった。その機器は、8時間の露光でカニ星雲源(=1"mCrab」)の0.001の感度を達成した。最大の時間解像度は4 msである。
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