AE85とAE86の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:11 UTC 版)
「トヨタ・AE86」の記事における「AE85とAE86の違い」の解説
同じ車種のグレード違いである為、外観上ほとんど変わらず、下記のようにグレードのステッカーぐらいでしか見分けられない。補修・リペイント等で失われていたり色が変わったりしている場合、外観のみで見分けるのはきわめて困難となる。 もっとも、形式名に関しては車検証、ボンネットを開ければモノコックに打刻された車体番号やコーションプレートといったものに書かれているので簡単に区別がつく。AE85とAE86では排気音にもかなり違いがあるので、これも区別するポイントとなる。 外装リアトランクのステッカー(AE86の場合APEX、GT-V、GTと貼られており、AE85にはSR、SE、XL、GLと貼られている) 後期トレノに関しては、AE86にはコーナリングランプが標準装備だが、AE85には装備されていない シートの違い。AE85はAE86とは異なり、一般的な灰色のモケット地である(AE86はサイドサポート部分が茶色の革製) 一方で、内部は一般に知られるエンジンの違い以外にもかなり異なっている。実際にAE85改AE86を製作する場合は、前述の理由からエンジン、駆動系、足回りの総移植をし、改造車としての公認を取得しなければならない。 足回り北米仕様のAE86LのSOHCエンジン(4A-C)搭載車を含むAE86のリアサスペンションにはスタビライザーが付くが、3ドアSR以外のAE85には付いていない フロントブレーキがAE86はベンチレーテッドなのに対し、AE85および北米仕様のAE86LのSOHCエンジン搭載車は共にソリッドディスク リアブレーキがAE86はディスクブレーキなのに対し、AE85および北米仕様のAE86LのSOHCエンジン搭載車はリーディング・トレーリング式のドラムブレーキ(ただしAE86の2ドア競技ベースモデル「1600GT」は例外的にリーディング・トレーリング式のドラムブレーキが装備される) 駆動系AE86のプロペラシャフトは2分割式だが、AE85および北米仕様のAE86LのSOHCエンジン搭載車は1本もの デフの大きさが異なる(AE86のサイズが6.7インチに対してAE85は6インチ) AE86のミッションはT50型であるが、AE85および北米仕様のAE86LのSOHCエンジン搭載車はKP61型スターレット等と同一のK50型 AE86のクラッチは油圧式だが、AE85および北米仕様のAE86LのSOHCエンジン搭載車はワイヤー式 内装タコメーターのレッドゾーンがAE86は7,600rpmからだが、AE85および北米仕様のAE86LのSOHCエンジン仕様車は共に6,000rpmとなる AE86のアナログメーターにはタコメーター下に油圧計があるがAE85には無い(その代わりに油圧の警告灯が存在する) AE86は3本スポークのスポーツステアリングにスポーツシートが装着されるが、AE85および北米仕様のAE86LのSOHCエンジン仕様車は共に2本スポークのベースのカローラ・スプリンターと同じステアリングとベースのカローラ・スプリンターと似たシートが装着される(ただしAE86の2ドア競技ベースであるGTのステアリングはカローラ・スプリンターと同じ物が装着される) エンジン・補機類エキゾースト系が逆になる(出口位置は同じ) エンジンがAE86は1.6ℓDOHCの4A-GEUおよび1.6ℓSOHCの4A-C(ただし北米仕様のAE86Lの廉価グレードのみ)が積まれているが、AE85は1.5ℓSOHCの3A-Uが積まれる 4A-GEUはインジェクションだが、3A-Uおよび北米仕様のAE86Lの4A-C搭載車は共にキャブレターである トレノ・2ドアSE フロント リア リアエンブレム
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