60代以後
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大涅槃図(京都・本法寺)慶長4年(1599年)。1幅 紙本著色 重要文化財。画面だけでも縦8m弱・横約5,2m、画面周囲の華やかな描表装を含めれば、高さ10m・横6mにも及ぶ大作。東福寺の明兆作、大徳寺の狩野松栄作と共に、三大涅槃図と呼ばれる。等伯自らが願主となり、本法寺に寄進した。現存する中で初めて「雪舟五代」と署名した作品である。本法寺奉納前に宮中で後陽成天皇の叡覧に供され、京中で評判となった。この広報活動は成功し、こののち有力寺院の仕事を次々と手がけることになる。絵の裏には、日蓮と祖師たちの名、本法寺開山の日親以下日通までの歴代住職、さらに養祖父母や養父母、若死した久蔵たち等伯一族の名が記されている。等伯の篤い信仰と一族への深い祈りが込められた作品といえよう。 水墨山水図(京都・ 隣華院)慶長4年(1599年)。襖20面 紙本墨画 重要文化財。 商山四晧図(京都・真珠庵)慶長6年(1601年)。襖4面 紙本墨画 重要文化財。 蜆子猪頭図(京都・真珠庵)慶長6年(1601年)。襖4面 紙本墨画 重要文化財。 梅に叭々鳥図(京都・真珠庵)慶長6年(1601年)。襖2面 紙本墨画 重要文化財。 禅宗祖師図(京都・天授庵)慶長7年(1602年)。襖16面 紙本墨画 重要文化財。 商山四皓図(京都・天授庵)慶長7年(1602年)。紙本淡彩 襖8面 重要文化財。 松鶴図(京都・天授庵)慶長7年(1602年)。襖8面 重要文化財。 龍虎図屏風(ボストン美術館)慶長11年(1606年)六曲一双 紙本墨画 日通上人像(京都・本法寺)慶長13年(1608年)。1幅 絹本著色 重要文化財。 弁慶・昌俊図絵馬(京都・北野天満宮)慶長13年(1608年)。1面 板絵金地著色 重要文化財 烏鷺図屏風(現代芸術振興財団(DIC川村記念美術館旧蔵))六曲一双 紙本墨画 重要文化財 。「法眼」の署名がある。 萩芒図屏風(京都・相国寺蔵、承天閣美術館保管)一双 紙本金地著色。 故事人物図屏風(MOA美術館)
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