50周年記念エピソードの製作
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「サンダーバード55/GoGo」の記事における「50周年記念エピソードの製作」の解説
現センチュリー21フィルムズのメンバーは2014年にドキュメンタリー『Filmed in Supermarionation』を製作した。その後、プロデューサーのスティーブン・ラリビエーはITVからサンダーバードの50周年を祝う企画はないかと尋ねられ、本企画を提案したところ企画が通り実現することとなった。資金調達はキックスターターが用いられ、2015年7月7日にキャンペーンが発表され、7月9日正午(イギリス夏時間)に開始された。製作初回となる「雪男の恐怖」の資金7万5千ポンドは7月13日には調達され、製作第2話の「サンダーバード登場」のために目標額が12万ポンドに増額された。7月22日には12万5千ポンドが調達され、第3話のために増額された目標の19万5千ポンドも最終日までに調達され、最終的に21万8412ポンドが集まった。 製作は1964年に『サンダーバード』が製作されたスラウにある倉庫そのもので行われこのときの様子は数多くのイギリスのメディアによって取り上げられた。 製作に関わったスタッフには純粋なファンだけでなく、映画業界で働くプロの他、テレビシリーズの製作に関わったメアリー・ターナーが人形師として、デイヴィッド・エリオットが監督として「大豪邸、襲撃」に関わった。 本作の原作となったのは、1960年代に発売された音声ドラマのレコード盤であった。これには今では鬼籍となった者も含めテレビシリーズと全く同じ声優が全く同じ声で演じているため、この点が最大限に活用された。しかし映像化を前提としない音声ドラマとして製作されているため、今回の映像化にあたって元の音声ドラマから改変された箇所が何箇所か存在する。 「サンダーバード登場」キラノの登場場面の削除。 「雪男の恐怖」「The Abominable Snowman」の歌の削除。 冒頭のウラン工場の爆発・救助隊の活躍の場面の追加。 スキーコプターの墜落の場面の追加。 「大豪邸、襲撃」冒頭の邸宅爆破場面等、爆破に関係する場面の追加。 ペネロープの到着前にウィックフェンズの店員シンシアがウィックフェンに愚痴を言う場面の削除。 最後の救助・爆弾解除場面の追加。 ヘリジェットの墜落場面の追加。 完成した映像はDVDとBlu-Rayとして出資者らに発送された。 2016年8月18日には英国映画協会でプレミア公開も行われ、その後にデイヴィッド・エリオットも交えた計スタッフ5人とのセッションも行われた。
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