4歳以降 - 故障により引退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 01:42 UTC 版)
「ネオユニヴァース」の記事における「4歳以降 - 故障により引退」の解説
2004年、4歳となったネオユニヴァースは休養を終え、4月4日の産経大阪杯 (GII)から始動。重賞4勝のバランスオブゲーム、前年のエリザベス女王杯優勝馬アドマイヤグルーヴといった実績馬が揃い、負担重量は59kgとはじめて経験するものだったが単勝1.8倍の1番人気に支持される。レースでは直線入口で2番手と積極的にレースを進め、逃げ粘るマグナーテンをゴール前でアタマ差競り落としてダービー以来の勝利を挙げた。 5月2日に迎えた天皇賞・春 (GI)では、前年の3歳クラシックで鎬を削った4歳馬が人気上位を占め、前哨戦の阪神大賞典を制したリンカーンが1番人気、ネオユニヴァース2番人気、ザッツザプレンティ3番人気、ゼンノロブロイ4番人気という順となった。しかしレースでは大逃げを打った5歳馬イングランディーレが2着ゼンノロブロイに7馬身差をつけて逃げきり、その後方でネオユニヴァースは10着と大敗を喫した。 その後は前年も出走した宝塚記念へ向けて調整されていたが、その過程で右前脚に浅屈腱炎および球節亀裂骨折を生じていることが判明し、放牧に出される。骨折については天皇賞の競走中に生じた可能性が高いと考えられ、担当厩務員の松久月広は「痛みをもっていることに気づいていれば、屈腱炎を併発することはなかったかもしれない」と悔いたという。以後治療に専念していたが、9月に引退・種牡馬入りが発表され、同月20日に札幌競馬場で引退式が行われた。
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