3番目のファームウェアリリース; 1MBのRAMとは? わかりやすく解説

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3番目のファームウェアリリース(「ROMバージョン3」); 1MBのRAM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 01:39 UTC 版)

Apple IIGS」の記事における「3番目のファームウェアリリース(「ROMバージョン3」); 1MBのRAM」の解説

1989年8月AppleはIIGSに標準搭載されているRAMを1.125MBに増量した。このとき追加されメモリロジックボード上に搭載されレイアウト変更が必要となったが、その他の細かい改良も可能であった。このアップデートでは、新しロジックボード新しROMファームウェアアップデートが行われたが、どちらも既存オーナーにはアップグレードオプションとして提供されなかった(2チップになった新しROMは、オリジナルのシングルソケットロジックボードと互換性がない)。アップグレード提供されなかった理由として、Appleは、System 5とフル装備Apple IIGS Memory Expansion Cardインストールすれば、新しマシン機能のほとんどを既存マシンで得ることができるためとしていた。 新しROMファームウェアは256KBに拡張されSystem 5.xのツールセットが含まれていた。新しいツールセットは、ディスクからの読み込み少ないこと、ツールROM読み込みRAMより速いこと、古いツールセット(GS/OS以前のもの)に比べてルーチンが高度に最適化されていることなどから、マシン性能最大10%向上させることができた。いくつかのバグフィックス加え、より多くプログラマ支援コマンド機能、マウスコントロールとRAMディスク機能改善したクリーンなコントロールパネル、より柔軟なAppleTalkサポートとスロットマッピングが追加された。 ハードウェア面では、新しロジックボード消費電力抑えたシンプルなデザインで、オリジナルロジックボードに搭載されていたエンソニックシンセサイザー干渉するオーディオノイズの問題解決していた。RAMは4倍以上、ROMも2倍以上内蔵され強化されApple Desktop Busマイクロコントローラにより、スティッキーキーのネイティブサポート、マウスエミュレーション、キーボードLEDサポート拡張キーボード利用可能)などが実現されている。テキストページ2のハードウェアシャドウイングが導入され、クラシックなApple IIビデオモードとの互換性パフォーマンス改善された。内蔵バッテリ取り外し可能なソケット収納されユーザによる修理が可能となったまた、テキストベースコントロールパネルロックアウトするためのジャンパー位置追加された(主に学校環境で有効)。Apple IeからIIGSへのアップグレードのためのサポート削除されコスト削減のため、いくつかのチップソケットではなくハンダ付けとなった新しファームウェアはこのロジックボードでしか動作せず、ファームウェアアップデート発行されなかったため、ユーザたちはこのバージョンのIIGSを通称ROM 3」と呼んでいた。

※この「3番目のファームウェアリリース(「ROMバージョン3」); 1MBのRAM」の解説は、「Apple IIGS」の解説の一部です。
「3番目のファームウェアリリース(「ROMバージョン3」); 1MBのRAM」を含む「Apple IIGS」の記事については、「Apple IIGS」の概要を参照ください。

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