3つ星にまつわる逸話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:45 UTC 版)
「ミシュランガイド」の記事における「3つ星にまつわる逸話」の解説
3つ星を与えられた施設は多くの客を集め、経営者やシェフはマスコミに取り上げられる。また、食品や食器の製造企業とのスポンサー契約なども見込める。逆に、3つ星から2つ星に評価が下がる場合には、その負の影響を考慮して事前通告がなされるという[独自研究?]。そのほか、星にまつわる逸話には次のようなものがある。 1966年、パリの人気レストラン「ルレー・デ・ポルクロール」のシェフ、アラン・ジックが自殺。ミシュランの評価が下がったことを気にしたのが原因とされる。 伝記『星に憑かれた男』の主人公であり、「キュイジーヌ・ア・ロー(水の料理)」で1980年代に天才料理人ともてはやされたベルナール・ロワゾーが2003年に自殺。レストラン・ガイド『ゴー・ミヨ』誌が同年にロワゾーの3つ星レストラン「ラ・コート・ドール」を最高点の19点から17点に落としたことに加え、ミシュランガイドでも3つ星から2つ星への降格が近いとするフィガロ (新聞)などの記事も一因といわれている。 パリを代表する高級レストランのひとつとして3つ星を得ていた「マキシム(Maxim's)」だが、1978年版から突然掲載されなくなった。マキシムは「当方はレストランではなく劇場。したがってミシュランは正しい」としたが、実際のところは3つ星から2つ星への降格を打診され、これを受けたマキシムがレストランとしての掲載を拒否したというものである。ナレは「自分から辞退したという店があるが、それはウソ。単に私たちが選ばなかっただけだ。マキシムだって同じ」と述べているが、この事件は1978年版のことであり、ナレは、ミシュラン入社前の学生時代の出来事であり、関わっていない。その後パリの「マキシム本店」は2021版まで連続43年ミシュラン・フランス版に掲載されていない。現在の「マキシム本店」のオーナーは、有名デザイナーのピエール・カルダンに交代している。同様に、東京・銀座に存在した「マキシム・ド・パリ・銀座」も、一度も掲載されずに閉店した[独自研究?]。
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