2021年 ウィンブルドン準優勝 世界7位
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「マッテオ・ベレッティーニ」の記事における「2021年 ウィンブルドン準優勝 世界7位」の解説
イタリア代表のエースとしてファビオ・フォニーニと共にATPカップでチームを決勝に導き、決勝のロシア戦でダニール・メドベージェフに敗れ、イタリア代表は準優勝となった。 全豪オープンでは初めて4回戦まで駒を進めたが、体調不良によりステファノス・チチパスとの試合前に棄権することを余儀なくされた。数週間ツアーから離れて休養し、クレーシーズンになってから復帰。その後セルビア・オープンで決勝まで進出し、全豪オープンでベスト4入りした今季絶好調のアスラン・カラツェフを6-1, 3-6, 7-6(0)で破りツアー4勝目を挙げた。 5月のムチュア・マドリード・オープンでは公式戦8連勝を記録し、ATPマスターズ1000初の決勝進出を果たした。決勝ではアレクサンダー・ズベレフに7-6(10-8), 4-6, 3-6の逆転で敗れ、マスターズ1000初優勝とはならなかった。全仏オープンでは4回戦進出。4回戦では第8シードのロジャー・フェデラーが試合前に棄権したため、不戦勝で自身初のベスト8入りを果たした。準々決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチに3-6, 2-6, 7-6(5), 5-7で敗れた。 芝のシーズンに突入してクイーンズ・クラブ選手権ではATPツアー・500シリーズで初優勝を飾り、ツアー5勝目を挙げた。初出場の選手が同大会で優勝したのは1985年のボリス・ベッカー以来のことであった。その好調は続きウィンブルドン選手権では順当に準々決勝まで進出し、ベスト8入りを果たした。準々決勝ではフェリックス・オジェ=アリアシムを6-3, 5-7, 7-5, 6-3で破り、準決勝に進出し、約2年ぶりのグランドスラムベスト4を決めた。準優勝ではこちらも大会初のベスト4入りを遂げたホベルト・ホルカシュを6-3, 6-0, 6-7(3), 6-4で下し、決勝進出を果たした。決勝ではノバク・ジョコビッチに7-6(4), 4-6, 4-6, 3-6で敗退したが、イタリア人としてウィンブルドン選手権で初の決勝進出を果たした快挙となった。大会後に世界ランキング自己最高の7位を更新した。 ウィンブルドンで太腿の怪我を負ったため東京五輪を残念ながら欠場。2021年全米オープンにて復帰。準々決勝まで駒を進め、ジョコビッチに破れてベスト8で終わった。レーバーカップに欧州代表として初出場。シングルスではフェリックス・オジェ=アリアシムに勝利。ダブルスではアレクサンダー・ズベレフと組み、ジョン・イズナー/デニス・シャポバロフ組に敗れたが欧州代表の優勝に貢献。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは3回戦でテイラー・フリッツに敗れた。エルステ・バンク・オープンでは準々決勝でカルロス・アルカラスに敗れた。 レースランキング6位で迎えた2年ぶりの出場となるATPファイナルズでは「レッドグループ」での初戦のアレクサンダー・ズベレフ戦で左脇腹を痛めたため、途中棄権でシーズン終了。レースランキング9位の同胞ヤニック・シナーが代役を務めた。年間最終ランキングは7位。
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