2013年再結成
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2003年、森本率いる「森本太郎とスーパー・スター」は、オリジナル曲「Long Good-by」を発表する。解散から30年以上、ザ・タイガースの元メンバーと一切の交流を絶ったままの瞳との再会を期する曲で、沢田と一徳が作詞を手がけた。沢田は、この曲を2008年9月24日の『SONGS』(NHK総合テレビジョン)に出演した際に歌唱する。瞳は、勤務先の高校の同僚経由で曲の存在を知る。元マネージャーの中井國二の呼びかけ、そして瞳自身の心境の変化もあって、2008年の暮れ、瞳は、沢田、一徳、森本と37年振りに東京で再会を果たす。翌年には加橋とも再会した。 2011年には、ザ・タイガース復活とツアーの予定が関係者やメンバー自身から発信されるが、加橋が最終的に参加を見送ったため、沢田研二の「沢田研二 LIVE 2011〜2012」(全38公演)に、岸部一徳、森本太郎、瞳みのるがゲスト参加する形となった。瞳の40年ぶりの参加が大きなインパクトとなり、チケットの発売当日に、大都市開催分は即日完売となった。2012年1月24日の沢田研二ライブツアー最終日(日本武道館)には、脳梗塞で2003年に倒れてから療養中の岸部四郎がゲストとして登場。第二期ザ・タイガースが1971年1月24日の解散ライブ以来、勢揃いした。 ザ・タイガース再結成が正式に発表されたのは、2013年1月6日、渋谷公会堂で行われた沢田の正月コンサートである「沢田研二 2013 正月LIVE 燃えろ東京スワローズ」だった。瞳みのると加橋かつみが参加するオリジナル・メンバーでの活動は1969年以来、44年ぶりとなった。ツアーは、12月3日に日本武道館でスタートして、全国8会場で約10万人を集めた。初日の武道館公演は吉永小百合、水谷豊・伊藤蘭夫妻、内田裕也、石川さゆり、観月ありさなどが観客席から見守った。最終日となった12月27日の東京ドーム公演にて、岸部四郎が再び病を押してゲストとして登場。結成以来初めて、6人のメンバーが公の場で一堂に会することとなった。 2016年9月に、瞳の古稀を祝ってオリジナルメンバー5人で食事会を開いた。11月19日には、森本の古稀を記念したライブ「森本太郎古稀ライヴMy Memories in My Life」のアンコールで、オリジナルメンバー5人が揃い、森本作曲の「青い鳥」「色つきの女でいてくれよ」の2曲を演奏。2013年以来のザ・タイガース復活となった。 2019年11月6日の「森本タローとスーパースター再結成20周年記念ライブ」では、沢田、一徳、瞳がゲスト出演し、ザ・タイガースの楽曲を4曲演奏した。 2020年8月28日、メンバーの岸部四郎が死去。71歳没。
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