2010年参院選後とは? わかりやすく解説

2010年参院選後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 14:18 UTC 版)

ねじれ国会」の記事における「2010年参院選後」の解説

2010年参院選結果民主党改選議席数を減らして敗北自民党改選第1党となった。この結果連立与党である国民新党加えて参議院における過半数下回ったことで、再びねじれ状態となった。与党過半数を割る一方で野党国会召集日までに過半数勢力結集できず、法的な議事運営をもつ参議院議長与党民主党議事運営スケジュール調整し議長はその具申に従うことが慣行とされてきた議運委員長野党自民党から選出されるという、近年例のない形となった。この結果民主党の有力支援団体ある日本教職員組合強く求めてきた教員免許更新制廃止断念するなど、与党重要法案位置づけてきた多く法案審議スケジュール影響が出ることとなった 。 ここで生じたねじれは、2007年のそれとは異なり連立与党議席衆議院での再可決可能な2/3満たず円滑な国会運営のためには、連立組み替え含めた野党との連携必須となっている。しかし、1989年1998年とも異なり選挙野党全面対決して敗北した菅直人首相続投したままであり、首相交代による仕切り直し経ていないため、対決姿勢崩していない野党との連携も困難を極めた特例公債法案エネルギー関連法案野党ペース修正され可決された後に菅直人首相退陣した。 2011年誕生した野田政権ねじれ国会下の政界を「決められない政治」とし、「決められる政治」への脱却目指した。2012年には自民党公明党との三党合意により、消費税10%への引き上げを含む社会保障と税の一体改革関連法案消費税増税法案)を可決成立するなど、通常であれば与野党対立招来するような大きな課題進展したという側面もある。なお、この際に「近いうちに衆議院解散」の言質取られ2012年11月衆議院解散した

※この「2010年参院選後」の解説は、「ねじれ国会」の解説の一部です。
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