2009年-2015年: サード・アルバム - 活動休止
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「ペンデュラム (バンド)」の記事における「2009年-2015年: サード・アルバム - 活動休止」の解説
2009年後半にはサード・アルバムが製作中であることが明かされ、また、脱退したドラマーのポールに代わって新たにケヴィン・ジョセフ・サウカの加入が発表された。そして2010年、サード・アルバム『イマージョン』がリリース。前作のロック色を残しつつ、プロディジーのリアム・ハウレットや、メタルバンドのイン・フレイムス、スティーヴン・ウィルソンといったビッグネームを客演に迎え、ドラムンベースの楽曲だけでなく、この時期より世界的流行を見せ始めていたEDMに分類される楽曲を盛り込んだアルバムに仕上がっている。このアルバムは全英アルバムチャートにてバンドとして初の1位を記録する快挙を成し遂げた。『イマージョン』には「アルバムの雰囲気にそぐわない」との理由でお蔵入りになった楽曲「Ransom」が存在していたが、この曲は2011年3月11日に日本で発生した東北地方太平洋沖地震に伴う東日本大震災への支援として折り鶴をモチーフにしたジャケットと共にバンドの公式ホームページ内ストアで配信限定の販売を実施した。この売上は全額日本赤十字社と国境なき医師団に寄付されることになる。あくまでお蔵入りの曲であった為か、現在は配信が停止しており、購入はできない。 バンドとしての過渡期を迎えながらも、2011年3月29日にバンドの中心メンバーロブ・スワイヤーが自身のTwitter上で、ペンデュラムとしてのニュー・アルバムが長期間無いことをツイートし、バンドは事実上の無期限活動中止に入ることとなった。ただし、エル・ホーネットとベン・ヴァースのDJセットは継続して活動を行うこととなった。 同時期にペンデュラムのオリジナル・メンバー、ロブ・スワイヤーとギャレス・マクグリレンのEDMユニット、ナイフ・パーティーが結成され、ペンデュラムの中心メンバーであったロブ・スワイヤーとギャレス・マクグリレンはナイフ・パーティーとしての活動に傾倒していくこととなる。2014年にインターネット掲示板のredditで開催されたナイフ・パーティーのメンバーによる「Ask Me Anything?(何か質問ある?)」において、ペンデュラムとしての活動についてファンに質問されたロブ・スワイヤーは既にペンデュラムへの活動に対する情熱を失っているとの旨を延べ、その理由に、バンドセットにおけるツアーにかかる多額の金銭問題、自身のドラムンベースに対する制作意欲の減退などが挙げられた。ただし、ペンデュラムとしてのアルバムは契約履行のためにすでに制作が行われていることも明かされた。
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