2007年:苦難のデビュー 〜「Tell Me」の大ヒット
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2007年2月10日、デビューシングル『The Wonder Begins』を発売し、タイトル曲「Irony」で活動を行った。 6月12日、ソヒが映画の撮影中にバイク事故で負傷し、約1カ月間4人での活動を余儀なくされた。また7月30日にはヒョナの脱退が発表された。活動初期から体調が思わしくなかったヒョナについて、事務所側が今後の正常な芸能活動は不可能と判断したものだった。以降は残ったメンバー3人で活動を行った。メンバー達はこの時期が最も大変だったと語っている。 2007年9月、ヒョナの代わりに新メンバーのユビンが合流した。ユビンは別の事務所でデビューの準備を進めていたが、事務所の経営悪化により叶わず、オーディションに応募してワンダーガールズに合流することになった。 9月13日、初の正規アルバム『The Wonder Years』を発売したが、リリース翌日の9月14日、イベントからの帰り途に交通事故に巻き込まれる。衝突した相手方のタクシー運転手は死亡、マネージャーとメンバーも軽傷を負い、4日間入院した。事務所の配慮によりしばらく休養期間を取り、2週間後の9月27日より活動を再開した。 『The Wonder Years』のレトロなコンセプトに合わせて、衣装やヘアスタイルなどは1980年代風にアレンジされた。タイトル曲の「Tell me」は、Stacey Qの「Two Of Hearts」をサンプリングした軽快なメロディに、「Tell me, Tell me, T-T-T-T-T-Tell me...」という中毒性のあるリフレーンが印象的な曲で、発売以降爆発的な人気を博した。KBS『ミュージックバンク』で5回、MBC『ショー!K-POPの中心』で4回、『SBS人気歌謡』で3回の1位を獲得。メロン、トシラク、JukeOnなどの音楽サイトが発表した週間ランキングでは8週連続で1位を獲得した。「Tell Me」は楽曲のみならず、その印象的な振り付けも話題となり、学生・警察・軍人などのファンがダンスを真似た多くの動画がアップロードされ、また多くの芸能人がテレビで振り付けを真似てみせた。このようなブームは「Tell me シンドローム」「Tell me 熱風」と表現され「国民ガールグループ」と呼ばれる人気グループとなった。『The Wonder Years』の売り上げは、発売から年末までの4ヶ月で、年間ランキング、ハンターチャート基準で約4万枚で21位、韓国音盤産業協会基準で4万7927枚で15位を記録した。
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