2004年:3Gスマートフォンの登場
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「日本における携帯電話」の記事における「2004年:3Gスマートフォンの登場」の解説
2004年12月、3Gネットワークを利用するスマートフォンVodafone 702NKが発売された。それまではフィーチャーフォンが主体であった市場が徐々にスマートフォンに蚕食されていくことになる。パソコンが普及する一方でフィーチャーフォンが日本ほど高機能ではなかったアメリカでは、このあたりから、BlackBerryなどQWERTYキー付きのスマートフォンが普及を見せ始めていた。 しかし、日本では、2000年代中盤に主流だった日本メーカーのフィーチャーフォンと比べカメラ画素数などのスペックが低い上、キャリアメールなど大手キャリアの各種サービスや、おサイフケータイなどに対応しておらず、折りたたみ式が主流だったフィーチャーフォンと比べ、大きくて重かったスマートフォンは、市場で大きな人気を得ることはできなかった。また、タッチパネル技術も未熟である上、パソコンに近い操作性で、当時のフィーチャーフォンの操作に慣れ親しんだユーザーには操作が難しかった。スマートフォンの普及には2008年のiPhone 3G発売まで待つ必要があった。 スマートフォンは、フィーチャーフォンやPDAの更なる発展型であり、自分でカスタマイズ(機能の足し引き)できるなど、超小型パソコンとも言える機能およびオペレーティングシステムを備えている。 Vodafone 702NK(ノキア、2004年) NTTドコモ BlackBerry 8707h(リサーチ・イン・モーション、2006年)
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