1983年中華民国立法委員増額選挙とは? わかりやすく解説

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1983年中華民国立法委員増額選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/08 01:00 UTC 版)

第1回立法委員選挙(第4次増額選挙)
第一屆立法委員選舉(第四次增額選舉)

1980年 ←
1983年12月3日 (1983-12-03)
→ 1986年

立法院98議席
71(台湾地区)・27(華僑)
投票率 63.17%
  第1党 第2党 第3党
 
党首 蔣経国 李璜 王世憲
政党 中国国民党 中国青年党 中国民主社会党
党首就任 1975年4月 1947年10月 1969年11月
獲得議席 83 2 1
議席増減 2 0 1
得票数 4,961,676 21,659 7,618
得票率 73.59% 0.32% 0.11%


選挙前立法院長

倪文亜中国語版
中国国民党

選出立法院長

倪文亜
中国国民党

中華民国立法院

1983年中華民国立法委員増額選挙(1983ねんちゅうかみんこくりっぽういいんぞうがくせんきょ、: 1983年中華民國立法委員選舉)は、1983年民国72年)12月3日に行われた中華民国台湾)の立法府である立法院を構成する立法委員を選出する選挙である。

中華民国政府が台湾に移転する前の、1948年に実施された第1回立法委員選挙の後、中国共産党政権(中華人民共和国)の誕生で大陸地区における立法委員の改選が事実上不可能となり、そのまま議員職に留まり続けている資深(古参)議員を除く、増額委員98名(台湾地域で改選される71名と総統により任命される華僑27名)が選出された。

概要

1980年5月14日に改正された「動員戡乱時期における公職人員選挙罷免法中国語版」により定期的な増額選挙を実施することが決定されており、1980年に選出された増額委員の任期満了に伴う選挙である[1][2]

選挙区

前回選挙と比べ、台湾省には1議席増加した39議席が割り当てられた。増加分は第一選挙区に振り分けられ、定数9議席となった。

選出された98人の任期は3年である。

選挙データ

投票日

改選数

台北市選挙区:8名
高雄市選挙区:5名
第一選挙区:9名(台北県宜蘭県基隆市
第二選挙区:6名(桃園県新竹県苗栗県
第三選挙区:9名(台中県彰化県南投県台中市
第四選挙区:8名(雲林県嘉義県台南県台南市
第五選挙区:5名(高雄県屏東県澎湖県
第六選挙区:2名(花蓮県台東県
福建省選挙区:1名(金門県連江県
農民団体:4名
漁民団体:2名
工人団体:4名
工業団体:2名
商業団体:2名
教育団体:2名
平地山胞選挙区:1名
山地山胞選挙区:1名
第一選挙区:2名(北東アジア
第二選挙区:5名(香港マカオ
第三選挙区:7名(その他のアジア
第四選挙区:5名(北米
第五選挙区:1名(中南米
第六選挙区:2名(ヨーロッパ
第七選挙区:1名(アフリカ
第八選挙区:1名(オセアニア
不分区:3名

選挙制度

  • 有権者:20歳以上の中華民国国籍保有者
    • 有権者数:10,908,171人
区域:9,461,508人
原住民:165,386人
職業団体:1,281,277人

選挙結果

区域:62.69%
原住民:59.07%
職業団体:67.23%
党派別当選者
党派 得票数 得票率 当選者
中国国民党 4,961,676 73.59% 83
中国青年党 57,919 0.91% 2
中国民主社会党 5,816 0.09% 1
無所属 1,750,920 25.97% 16
合計 6,741,873 100.0% 98
有権者数  10,908,171
投票者数  6,890,669
有効票数  6,741,873
無効票数  148,796
投票率  63.17%

当選者

  中国国民党    中国青年党    中国民主社会党   無所属 

台北市 全市 簡又新 林鈺祥 洪文棟 蔡辰洲 李志鵬 高忠信 紀政 江鵬堅
高雄市 全市 孫礼光 王清連 張俊雄 呉春雄 呉徳美
台湾省 1区 方素敏 張堅華 周書府 蔡勝邦 林永瑞 林坤鐘 謝美恵 鄭余鎮 呉梓
2区 劉興善 劉碧良 黄栄秋 温錦蘭 黄主文 呂学儀
3区 林庚申 許栄淑 洪昭男 許張愛簾 謝生富 劉松藩 林炳森 沈世雄 郭林勇
4区 林聯輝 蕭天讃 廖福本 林楽善 呉賢二 李宗仁 洪玉欽 黄正安
5区 余陳月瑛 陳進興 王金平 鍾栄吉 黄河清
6区 饒穎奇 郭栄宗
福建省 全省 呉金賛
原住民 平地山胞 楊伝広
山地山胞 華愛
職業団体 農民 呉海源 蕭瑞徴 蔡友土 蘇火灯
漁民 羅伝進 黄沢青
工人 謝深山 李友吉 呉勇雄 陳錫淇
工業 許勝発 李英明
商業 張平沼 周文勇
教育 于衡 頼晩鐘
僑選 1区 李合珠 王瑞武
2区 梁永燊 徐亨 卜少夫 湯煥暉 張寛
3区 曽雄 雲昌任 黄文貴 蔡慶祝 張爾煊
4区 伍千鈞 朱栄業 曽燕山 胡国棟 林仲文
5区 簡漢生
6区 陳得時 朱建人
7区 謝達寿
8区 劉富権
不分区 林基源 郭瑞訓 謝学賢 葉詠泉 汪振華

参考文献

  • 台湾研究所編『日文版 中華民国総覧(1984年版)』台湾研究所

脚注

  1. ^ 公報查詢 制定動員戡亂時期自由地區增加中央民意代表名額選舉辦法”. 總統府 (1972年6月30日). 2025年5月20日閲覧。
  2. ^ 公報查詢 制定動員戡亂時期公職人員選舉罷免法”. 總統府 (1980年5月14日). 2025年5月20日閲覧。



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