1946年、「アニーよ銃をとれ」
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「アーヴィング・バーリン」の記事における「1946年、「アニーよ銃をとれ」」の解説
第二次大戦終結後、バーリンは「アニーよ銃をとれ」の作曲をしていた古くからの親友であるジェローム・カーンが急逝したため、プロデューサーのロジャース&ハマースタインからの依頼で作曲を引き継いだ。 バーリンの他者との違いは作詞の素晴らしさにある。「'You Can't Get a Man With a Gun'」はこれまで書かれたコミック・ソングの中でも最高である。早口にジョークが語られていても、ストーリーが織り込まれている。洗練されているのにその良さが正当に評価されていない。. — 作詞作曲家 スティーヴン・ソンドハイム 射撃手のアニー・オークレイの人生を大まかに基にし、バーリンが作詞作曲し、ハーバート・フィールズと妹のドロシー・フィールズが脚本を執筆し、ジョシュア・ローガンが演出した。当初バーリンはヒルビリー音楽について全く知識がないとして断っていたが、初演が1,147回上演を記録し、バーリンにとって最高のヒット作となった。名曲「ショウほど素敵な商売はない」はロジャースとハマースタインが気に入らなかったとバーリンが誤解してあやうく削除されるところであった。しかし最終的にアップテンポな使用楽曲となった。 ローガンとハマースタインはアニーとフランク以外のデュエットも希望していた。バーリンはローガンとハマースタインの会話を耳にし、あと数日でリハーサルだったにも関わらず、その数時間後には「"Anything You Can Do"」を作曲した。 「アニーよ銃をとれ」はバーリンの最高傑作とされており、数々のヒット曲が生まれただけでなく、登場人物と筋書きにとてもよくマッチしていた。「ショウほど素敵な商売はない」はエセル・マーマンの代表曲となった。 しばらくしてバーリンは公式にリタイアを宣言し、ニューヨークで余生を過ごした。しかし1966年にエセル・マーマンが主演する「アニーよ銃をとれ」ブロードウェイ再演のために新曲「"An Old-Fashioned Wedding"」を作曲した。その後23年ほど長生きしたが、これがバーリン最後の曲の1つとなった。
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