12の決策局と局長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 07:37 UTC 版)
現在、各分野における政策の制定する「決策局」が設置されている。各政策局の長として局長が置かれる。局長の英文名称は、司長と同じSecretaryである。2014年現在において、以下の12局が置かれている。 複数の業務を担当する局の場合には、内部組織として科が設けられることもある。その場合、局長を補佐する常任秘書長が科の責任者となる。また、科が設置されていない局にも複数の常任秘書長がいることがある。 商務及経済発展局:工商及旅遊科(通商政策、観光政策、中小企業対策、知的財産権などを担当)と通訊及科技科(ハイテク産業育成、メディア行政を担当)が置かれる。常任秘書長は2人。 財経事務及庫務局:財経事務科(金融政策を担当)と庫務科(政府財政を担当)が置かれる。常任秘書長は2人。 公務員事務局:公務員人事(採用、育成)、規律保持を管轄。 民政事務局:社会政策、娯楽・スポーツ、文化行政を管轄。 発展局:住宅政策、土地計画を管轄。常任秘書長は2人。 保安局:治安(警察、刑務所)、防災・救急、境界(入管、税関)行政を管轄。 政制及內地事務局:選挙事務や中央政府との折衝、海外との条約・協定に関する事務を管轄。 教育局:教育行政を管轄。 労工及福利局:福祉政策を管轄。 環境局:環境政策を管轄。 運輸及房屋局:運輸政策、建設・公共工事を管轄。常任秘書長は2人。 食物及衛生局:公共衛生、食品安全を管轄。常任秘書長は2人。局幹部や管轄下の執行部門、公営機構には医師が多い(前任と現任局長、WHO事務局長に当選した陳馮富珍前衛生署長)。
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