1回目の審理およびAppleによる反訴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 07:29 UTC 版)
「Epic Games対Apple訴訟」の記事における「1回目の審理およびAppleによる反訴」の解説
8月24日、この訴訟問題に関する初めての審理がZoom経由で行われた。イボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ(英語版)判事は、法廷審理を経て、AppleがiOSおよびmacOSの開発者ライセンスを奪うことを阻止するというEpic Gamesの要求を認めたが、App Storeから『フォートナイト』を削除するというAppleの決定を覆すという差止命令を認めなかった。ロジャーズは、開発者ライセンスの削除は「Unreal Engineプラットフォームそのものとゲーム業界の両方に大きなダメージを与える可能性がある」とし、Appleはそのステップを脅して「厳しく行動することを選択した」とした。『フォートナイト』の削除に関しては「(Epic Gamesは)取り返しのつかない損害を示していない。現在の苦境は自作自演と思われる。」としてAppleに同意した。 8月28日、Appleはこれまでに通達していた通り、Epic GamesのApp Store用アカウントを停止した。これにより、Epic Gamesはアプリに対するアップデートを行えず、ユーザーは新規のダウンロードおよびインストールができなくなった。その後の9月4日、Epic GamesはApp Storeにおける『フォートナイト』の削除および、App Store用アカウント停止の差し止め要請を裁判所に申し立てた。 9月8日、AppleはEpic Gamesに対抗する反訴を提起した。AppleはEpic Gamesの契約違反を主張しており、App Storeにおいて配信されていた『フォートナイト』を含むすべてのアプリから独自の決済システムを除去すること、また、同年8月13日からこのシステムによって得た利益を回収するための損害賠償を求めた。
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