キビタキとは? わかりやすく解説

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き‐びたき【黄×鶲】

読み方:きびたき

ヒタキ科キビタキ属の全長14センチくらい。雄は頭・背・尾が黒、腹が白、まゆ・胸・腰が目立つ黄色で、朗らかにさえずる。雌は全体に緑褐色日本では夏鳥として山地森林繁殖し、冬は東南アジアに渡る。《 夏》「—や沢辺多き(あざみ)の座/秋桜子


キビタキ

キビタキ
キビタキ(メス
キビタキ
キビタキ(オス

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黄鶲

読み方:キビタキ(kibitaki)

ヒタキ科

学名 Ficedula narcissina


黄鶲

読み方:キビタキ(kibitaki)

ヒタキ科スズメ大の

季節

分類 動物


キビタキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 17:55 UTC 版)

キビタキ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ヒタキ科 Muscicapidae
: キビタキ属 Ficedula
: キビタキ F. narcissina
学名
Ficedula narcissina
(Temminck, 1836)
和名
キビタキ
英名
Narcissus Flycatcher

キビタキ(黄鶲、学名:Ficedula narcissina)は、スズメ目ヒタキ科[1]ノビタキ亜科に分類される鳥類の一種[2]

分布

主に樺太以南、九州以北の日本列島で繁殖し、冬期はフィリピンボルネオ島などの東南アジア渡りをおこない越冬する[3][2]夏鳥としてほぼ全国の山間部で普通に見られる。福島県では県鳥に指定されている。

形態

全長13~14cm。雄は頭部から背面にかけて黒く、眉斑、腹部と腰は黄色。翼に白い斑がある。喉は鮮やかな橙黄色である。雌は上面は褐色で、腹部は褐色がかった白色。また、雄の幼鳥も雌と良く似た褐色で、野外で幼鳥の性別を判断することはほぼ不可能である。

生態

山地の明るい広葉樹林に住み、昆虫類節足動物等を捕食する。時々空中捕食や地上採食もする。

「ピッコロロ、ピッコロロ」などと美しい声で鳴く。さえずりは大変変化に富んでおり、生息地域によっても異なる。また、他の鳥類の声を真似ることもあり、時には「オーシツクツク」とまるでセミツクツクボウシの鳴声とそっくりな囀りをすることがある。

分類

以前は、南西諸島に生息する個体群は亜種リュウキュウキビタキF. n. owstoni)、中国で繁殖する個体群は亜種キムネビタキF. n. elisae)とされていたが、2010年代にはそれぞれ別種とされるようになった[3][2]

脚注

  1. ^ 旭山記念公園管理事務所、2016、「あらためて鳥の名前が変わった話 (PDF) 」 、『アカゲラ通信』6号、公益財団法人 札幌市公園緑化協会
  2. ^ a b c 日本鳥学会編 2024 日本鳥類目録改訂8版
  3. ^ a b IUCN Red List Narcissus Flycatcher  https://www.iucnredlist.org/species/103769227/111166648

関連項目



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