21金沢白【21カナザワシロ】(草花類)
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登録番号 | 第12901号 |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 21金沢白 よみ:21カナザワシロ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 金沢市 | |
品種登録者の住所 | 石川県金沢市広坂一丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 尾川雅樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ホワイトランサー」の変異株であり、花は中輪の緑白色で中肋部が浅黄緑色のテッポウユリ型の切花向きの品種である。草丈は100~129㎝、茎の直径は10.0~14.9㎜、色は緑、毛じは無、節間長は40~59㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は広披針形、ねじれは無、葉幅は30~39㎜、葉長は12~15㎝、葉の光沢は無、葉数は少、葉の着生角度は30~59゜である。つぼみの形はⅣ型、花の向きは30~59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は120~149㎜、内花被の幅は60~79㎜、長さは13~17㎝、外花被の幅は50~59㎜、長さは16~20㎝である。花色は花弁の基部及び地色は緑白(JHS カラーチャート3501)、中肋部は浅黄緑(同3503)、縁部及び裏面は緑白(同3501)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は浅黄緑(同3304)、内花被の形はⅠ型、外花被の形はⅣ型、内花被及び外花被の先端の形状はⅤ型、反転の程度はⅨ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は黄、第一花梗の長さは90~119㎜、花梗の太さは太、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは15~29゜、一花茎の花数は中、花の香りは弱、開花期は極晩である。「マイエンゼル」と比較して、第一花梗が長いこと、開花期が晩いこと等で、「ホワイトランサーⅡ」と比較して、草丈が低いこと、開花期が晩いこと等で、「ホワイトランサー」と比較して、内花被及び外花被の反転の程度がⅨ型であること、開花期が晩いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に金沢市農業センター(石川県金沢市)において、「ホワイトランサー」の変異株を発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「21金沢白ゆり」であった。 |
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