竜亭
龍亭(涼拌麺)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:34 UTC 版)
仙台市錦町の龍亭では、冷し中華・冷麺が発売されたのは、1937年(昭和12年)のこととされる。「仙台支那ソバ同業組合」(現・宮城県中華料理環境衛生同業組合)の会合で、中華料理店共通の問題である夏の売り上げ低下の解決法、及び、多数の観光客が集まる仙台七夕の際に売れる目玉商品の開発について話し合われた。そして当時の組合長だった龍亭店主を中心に、龍亭が閉店した後に集まってざるそばを元に新メニューの開発を行った。それは現代の冷やし中華とは異なり、湯がいたキャベツ・塩もみきゅうり・スライスしたニンジン・叉焼・トマトを上に乗せた物だった。戦中・戦後の食料難の間メニューからは消えたが、昭和20年代後半になって復活し、1965年(昭和40年)まで当初のスタイルを踏襲していた。その後徐々にスタイルを変化させているはいるが、現在でも龍亭は錦町で営業を続けており、改良された冷やし中華を看板メニューにしている。また、仙台市では他地域と異なり、冷やし中華は年間を通して提供されている。
※この「龍亭(涼拌麺)」の解説は、「冷やし中華」の解説の一部です。
「龍亭(涼拌麺)」を含む「冷やし中華」の記事については、「冷やし中華」の概要を参照ください。
- >> 「龍亭」を含む用語の索引
- 龍亭のページへのリンク