麺の状態による名称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:26 UTC 版)
うどん玉(ゆでうどん) 生うどんを製麺後、熱湯で茹でることにより麺の熟成を止め、1食分ずつに分けたもの。丸くまとめるため「玉」と言われている。袋詰めにしたものは「ゆでうどん」としてスーパーやコンビニなどでも売られる。 カップ入りや袋入りのインスタント製品には、茹でたあとに、酢やエチルアルコールを保存料としてまぶし、真空包装にした製品もある。 生うどん 製麺後そのまま、もしくは表面に粉をまぶして包装されたもの。食味に優れるが、麺の熟成度が時間とともに変化するため長期保存には向かない。少しでも熟成や酸化を抑えるべく、脱酸素剤と一緒に包装している場合もある。 半生うどん 食べる直前に熱湯で茹で、湯切りのあとに流水で締めて供するのが正統。小麦の専用品種の作付けが増加している。脱酸素剤と一緒に包装している場合が多い。 干しうどん 一般的に「乾麺」と呼ばれる状態。細うどんに多い。製麺後に乾燥させて20センチ内外の棒状に揃え、保存しやすくしたもの。 冷凍うどん 熱湯で茹でた直後、急速冷凍したもの。一般的に麺類を凍らせると、凍結時に水分が膨張して分子構造が分断された状態となり食味に劣る。そこで茹で戻してからの弾力を得るため、冷凍うどんでは澱粉がツナギとして使われることがある。 油揚げ麺(フライ麺)などインスタント麺 カップ入りや袋入りのインスタント製品は、油で揚げたり、フリーズドライや茹でてから熱風乾燥させたりしたものが使われている。
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