麦粉 (菓子)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/14 15:12 UTC 版)
麦粉(むぎこ、むいご)は、一般的な菓子・食品の一つ。日本だけではなく、世界中に存在するが、本項では主として日本のものを扱う。
おおまかな定義
炒って粉にした麦の粉末のことを「麦粉」「麦焦がし」などと呼ぶほか、その麦粉を使った菓子を「麦粉菓子」あるいは「麦焦がし」と呼ぶ。また、使用される麦も、小麦もあれば大麦もあり、さまざまである。麦の産地では一般的なものである。ただし、製粉が難しく生で粉にしてもグルテンを生じない大麦の食べ方としてよく用いられる傾向がある。
麦の粉末そのものについても、「むぎこ」「むいご」「はったい粉」などさまざまな名称があり、更には雑穀類や大豆などを炒って砕いたものをも含めて同じ名称で呼ぶ地域がある。
いずれにせよ、各地でヴァリエーションが多く、意味にはかなり振れが大きいので注意が必要である。
食べ方・形態
主な形態を以下に掲げるが、これが麦粉の全てでないことに留意を。また近年は自然食志向などもあって、麦粉を原料とした新作の菓子が続々と登場しており、ますます意味は拡散している。
練る
麦の粉末を丼などの容器に満たし、砂糖などの粉末の甘味料を加える。ここに熱湯などを加え、粘りが出るまでかき混ぜてから食べる。
固める
麦粉に砂糖や水などを加えて練ったものを、「型に入れて乾かす」「焼く」「蒸す」などして固めてから食べる。
日本以外での「麦粉菓子」あるいは「麦焦がし」
チベット
チベットでは大麦の麦焦がしは、ツァンパと呼ばれており、菓子ではなく主食のひとつとなっている。基本的には単独で熱いジャ(チベット語でバター茶のこと)を注いで練って食べる。
イラン
イランでは麦焦がしは、サマヌーと呼ばれる菓子などとして食べられるという。
関連項目
「麦粉 (菓子)」の例文・使い方・用例・文例
- 小麦粉1カップ
- 小麦粉はパンやケーキなどを作るのに使われる
- 彼女は小麦粉と牛乳を混ぜ合わせた
- 卵と小麦粉とミルクを混ぜ合わせたもの
- 小麦粉は小麦を粉にしたものです
- 水と小麦粉を1対3の割合で混ぜてください
- 大袋に小麦粉を入れる
- 小麦はひいて小麦粉となる
- 小麦粉を両面にたっぷりまぶす
- 1つひとつのボウルの中に、刻んだタコが入っています。小麦粉を水でといた生地にくるんで焼きます。
- いいえ。そばはそば粉で作りますが、うどんは小麦粉で作ります。
- うどんは小麦粉から作られ、普通は温かいつゆに入っています。
- 小麦粉を積んだ平底船が到着した。
- 小麦粉、砂糖、卵、重曹を混ぜ、それからオレオかバターを加えなさい。
- それは小麦粉で出来ている。
- それは小麦粉から作られている。
- これらは全て小麦粉で出来てます。
- それは小麦粉から作られています。
- この小麦粉はパン作りに適しています。
- ルーは、バターと小麦粉を炒めながら作ります。
麦粉菓子と同じ種類の言葉
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