鹿島町立中央図書館(1985-1995)
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1985年(昭和60年)10月11日、鹿島町立中央図書館として開館した。開館時点からコンピュータによる貸出・返却を導入し、従来の町立図書館のイメージを一新するものとして注目された。中央公民館に比べるとアクセス面で劣っていたため、開館当初は中央公民館図書室を中央図書館と併用する人も少なからず見られた。1986年(昭和61年)10月から11月にかけて「第1回図書館まつり」を開催、和紙の折り染め、人形劇などが開かれた。1986年(昭和61年)度末の蔵書数は56,888冊で閉架図書はなく、同年度の図書館費の決算額は98,520千円、貸出冊数は182,179冊、職員は正規5人であった。貸し出しは鹿島町に在住・通勤・通学する者という原則であったが、近隣市町村在住者も利用登録ができた。 1987年(昭和62年)2月時点で日本の町村の図書館設置率は17%であったが、茨城県では10%という状況であった。茨城県では比較的早い時期に鹿島町で図書館が開設できたのは、住民と公民館関係者の熱意のみならず、鹿島開発で財政力が向上したことも背景にある。 1993年(平成5年)10月にパソコン通信を導入、1995年(平成7年)4月に「教育メディア利用促進モデル市町村事業」に鹿島町が選ばれたことにより、「教育メディア利用促進委員会」を設立した。
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