鹵獲モ式小銃とは? わかりやすく解説

鹵獲モ式小銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/05 15:01 UTC 版)

モ式小銃」の記事における「鹵獲モ式小銃」の解説

7.92 mm×57 モーゼル弾は、日本国内工廠チェッコ機銃用や九八式旋回機関銃用に生産されていた。また満州新京奉天工廠占領した中国各地工廠でも生産されており、現地調達もできたので、弾薬補給の心配はなかった。 中国軍隊小銃口径多種多様な種類があったが、中心となったのは6.5 mmと7.92 mm8 mm表記することもあり)の2種類であった6.5 mmは主に日本三十年式実包三八式実包であり、三八式実包山西省生産が行われた。 日清戦争以来中国様々な軍隊主力小銃となったのは、多種多様な形式モーゼル、マンリッヘル系の小銃であり、ドイツからの輸入同時に漢陽金陵広東満州でのライセンス生産行われた中国生産されモーゼル小銃は主に、漢陽八八式歩Gew88コピー)、M19036.5 mm口径)、M1904(6.8 mm7 mm表記することもあり)口径)、元年式歩1912年、6.8 mm7 mm口径、後に7.92 mm口径変更元年式7.92毫米歩改称)、M1898十三年式7.9毫米歩張作霖政権生産1924年チェコスロバキア製、7.92 mm口径)等があった。この他内戦期には各国小銃輸入された。国民政府26種類もの小銃使用していたとされる1934年昭和9年民国23年)、再統一果たした国民政府はモーゼル・スタンダードM1924を軍の主力小銃とすることを決定する。この小銃蒋介石の名から中正式歩槍(歩中国語小銃の意味)と命名された。1935年民国24年)から各地生産が行われ、国民革命軍主力小銃となったその後中正式歩槍Kar98k原型とした「中正式歩槍二式」に生産移行した。モーゼル・スタンダードM1924を原型とした中正式歩槍は「中正式歩槍一式」に改称された。 これらのモーゼル小銃日本軍満州事変日中戦争大量に鹵獲し、南京保管していた。

※この「鹵獲モ式小銃」の解説は、「モ式小銃」の解説の一部です。
「鹵獲モ式小銃」を含む「モ式小銃」の記事については、「モ式小銃」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「鹵獲モ式小銃」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」から鹵獲モ式小銃を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から鹵獲モ式小銃を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から鹵獲モ式小銃 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鹵獲モ式小銃」の関連用語

鹵獲モ式小銃のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鹵獲モ式小銃のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのモ式小銃 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS