飯島魁とは? わかりやすく解説

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いいじま‐いさお〔いひじまいさを〕【飯島魁】

読み方:いいじまいさお

[1861〜1921動物学者静岡生まれ東大教授海綿人体寄生虫など広範囲にわたる研究行い日本近代動物学基礎築いた。著「動物学提要」など。


飯島魁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/22 15:41 UTC 版)

飯島 魁
生誕 1861年7月24日文久元年6月17日
日本
死没 (1921-03-14) 1921年3月14日(59歳没)
国籍 日本
研究分野 動物学魚類学
出身校 東京大学
プロジェクト:人物伝
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飯島 魁(いいじま いさお、文久元年6月17日1861年7月24日) - 大正10年(1921年3月14日)は明治・大正期の動物学者、魚類学者海綿の研究と、寄生虫に関する研究が多く、日本動物学の前進に大きな役割を果たした。

日本鳥学会を創設し、1912年から1921年まで初代会長に就任。また、豪快な性格で、長さ10mに達するミゾサナダムシの幼虫を自ら飲んで、ミゾサナダムシの感染経路を明らかにしたエピソードでも知られる[1]

経歴

家族

栄典

業績・研究

寄生虫類を研究し、その感染経路を明らかにする。また1918年大正7年)に1000頁を超える「動物学提要」を著す。これは明治・大正期の動物学を総括したもので、長く必読の教科書とされ、日本における動物学の普及に貢献した。日本における水族館の発展にも貢献している。考古学にも興味を持っており、モースの大森貝塚の発掘に参加した。また、1879年明治12年)、佐々木忠次郎とともに陸平貝塚を発掘調査をして、大森貝塚とは異なる縄文土器の存在を明らかにした。日本鳥学会を創設し、初代会長をつとめるなど、日本における近代的鳥類学の指導者でもあった。

献名された種

論文

脚注

  1. ^ 筑波常治文章著『万有百科大事典 20 動物』(小学館、1974年)
  2. ^ 森鷗外「獨逸日記」『鷗外全集 第三十五巻』岩波書店 p.89 1975年
  3. ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 75頁。
  4. ^ 日本学士院 2008
  5. ^ 日本鳥学会はこうして生まれた[1]
  6. ^ 西園寺亀次郎 『人事興信録』第4版 [大正4(1915)年1月]
  7. ^ 飯島魁『人事興信録』第4版 [大正4(1915)年1月]
  8. ^ 『官報』第5243号「叙任及辞令」1900年12月21日。
  9. ^ 『官報』第6148号「叙任及辞令」1903年12月28日。
  10. ^ 『官報』第8257号「叙任及辞令」1910年12月28日。
  11. ^ 『官報』第311号「叙任及辞令」1913年8月12日。
  12. ^ 『官報』第1310号・付録「辞令」1916年12月13日。
  13. ^ 『官報』第2522号「叙任及辞令」1920年12月27日。

参考文献

関連項目

外部リンク




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