風鳴子【カゼナルコ】(食用作物)
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登録番号 | 第12563号 |
登録年月日 | 2005年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 風鳴子 よみ:カゼナルコ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 高知県 | |
品種登録者の住所 | 高知県高知市丸ノ内一丁目2番20号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩崎昭雄、溝渕正晃、中村幸生、亀島雅史 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「露葉風」に「新潟酒28号」(後の「一本〆」)を交配して葯培養により育成された固定品種であり、育成地(高知県南国市)における成熟期は早生の早、稈長が中、精玄米千粒重が大の醸造向きの水稲、粳種である。草型は穂重、稈長は中、稈の細太はやや太、稈の剛柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は長、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度はやや長、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小は大、粒色は白、色沢は中、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は中の中、光沢は中、香りは無、心白の多少は極多、大小は大、腹白の多少はやや少、胴割の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の早、穂揃日数は中、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重はやや大、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性及びごま葉枯病抵抗性は中である。アミロース含量はやや高、蛋白質含量はやや低である。「一本〆」と比較して、稈長が長いこと、粒着密度が疎であること、穂いもち圃場抵抗性が強いこと等で、「コシヒカリ」と比較して、草型が穂重型であること、稈長が短いこと、精玄米千粒重が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に高知県農業技術センター(南国市)において、「露葉風」に「新潟酒28号」(後の「一本〆」)を交配し、6年に雑種第1代の葯培養を行い、以後、復元第2世代で系統選抜を行い育成された固定品種であり、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
風鳴子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)
2002年交配。都道府県による開発。早期栽培に適する。県産第二号の酒造好適米。
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