音響へのこだわり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 03:22 UTC 版)
「ガールズ&パンツァー 劇場版」の記事における「音響へのこだわり」の解説
本作は、音響にこだわりを持った上映を行っている上映館が非常に多いことが特徴である。 きっかけは、独自の音響システムおよび高性能サブウーファーを導入している東京都立川市のシネマシティ(シネマ・ツー aスタジオ、bスタジオ)における上映である。ここはもともと「極上音響上映」「極上爆音上映」といった音にこだわる上映を行うことで有名だが、本作を「極上爆音上映」で上映したいという劇場側の申し出に対し、劇場版の音響チームが現地に赴き音響調節を行った。音響監督の岩浪美和が「センシャラウンドファイナル」と名付けた「極上爆音上映」は来場者やファンの間で大きな話題となり、一時は平日上映でも座席の確保が困難になるほどの活況を呈し、シネマシティはファンの間で「劇場版の聖地」と呼ばれるまでになる。 また、マサラ上映で知られる兵庫県尼崎市の塚口サンサン劇場では、マサラ上映などのイベント上映の他に大口径サブウーファーを使用し、岩浪が調整を行った「重低音轟撃上映」を実施。岩浪たち音響チームは、他にも日本初のTHX認定スクリーンのイオンシネマ海老名7番スクリーンや日本最先端のULTIRAドルビーアトモス9.1チャンネル対応のイオンシネマ幕張新都心、日本で唯一のimm SOUND対応シアターを持つシネマサンシャイン平和島、シネプレックス水戸やシネマサンシャイン平和島の4DX対応スクリーンなど、数多くの劇場に足を運んで調整を実施している。 本作はもともと派手な砲撃音や爆発音など、映画館での上映と非常に親和性の高い音源を持つ作品であるが、自宅では再現することが困難な大音響を映画館で体感したり、映画館ごとに異なる特色ある音響を聴き比べるためにファンが映画館に何度も足を運んだことが本作ヒットの要因の一つになったのではないかという分析もある。
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